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行ってよかった!エルマーのぼうけん展

思い出の物語

皆さんは『エルマーのぼうけん』をご存知でしょうか?
竜を助けに、少年エルマーがある島を冒険する物語です。

筆者は本作について詳しいわけではなかったのですが、忘れられない思い出がありました。

その思い出とは、小学生の時に『エルマーのぼうけん』が授業の題材になったことです。

島の挿絵のひとつを使って、「あなたならどんな冒険をしますか?」といったテーマで、小学生たちひとりひとりが、思い思いの道を通って、思い思いの動物と出会い、思い思いのストーリーを作るものでした。

わたしはその授業がとっても面白くて、衝撃を受けました。

当時まだ低学年くらいで、勉強の面白さなんて分からない年齢でしたから、授業でこんなにワクワクできることがあるんだ!と驚きました。

それ以来、わたしにとって『エルマーのぼうけん』は、「授業は真面目に頭を悩ませながらするもの」といった固定概念を壊してくれたヒーローのような存在になりました。

そんな『エルマーのぼうけん』の展覧会があると聞いた時には、「ぜひ行きたい!」と即決し、先日行ってまいりました!

とても良くて満足の内容でしたので、シェアさせてください。

1.原画の数が豊富!

貴重な原画が多数展示されていたのですが、その原画の数はなんと約130点もありました。
ボリュームが凄かったです!

保存状態も綺麗でした。
70年以上前の作品なので、長い時間の中で劣化したり紛失したりすることも十分考えられると思います。
しかも画材が鉛筆だったり、特別丈夫には見えない紙が使われていたりしていて、劣化しやすいと思うのですが、とても大切に保管されてきたのでしょうね。

また、物語を知らなかったり思い出がなかったりしても、絵として鑑賞するだけでも見応えがありました。
現代には綺麗な線に自動修正するお絵かきソフトもありますが、当時そのようなものがなかったにも関わらず、まるで定規でひいたような線が美しかったです。

2.遊び心満載の展示

展示のされ方も工夫されていて楽しかったです。
エルマーと一緒に冒険しているかのようでした!

音楽と光で、ジャングルを歩いているように感じたり、雲が流れているように見えたり……

見て回るだけではなく、物語に沿って遊べる要素がありました。
特に子どもたちが楽しそうにしている様子が微笑ましかったです。
ファミリーで出かけても満足できるクオリティーでした。

まだやっています!

『エルマーのぼうけん展』は10月1日まで続いています。

老若男女、ひとりでもカップルでもファミリーでも、どんな人も楽しむことができる展覧会でした。
興味のある方はぜひ行ってみてください。

詳しくはこちらへ
「エルマーのぼうけん」展|PLAY! MUSEUMとPARK (play2020.jp)

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