布多天神社【東京・調布市】
こんにちは!
『神社アベニュ~』の20.315です!
東京・多摩地域でも古社といわれる式内社「布多天神社(ふだてんじんじゃ)」に参ってきました。
調布駅も整備されて駅周辺はずいぶんきれいになりましたね。東京23区に隣接しているので、都心に出るのも便利な街です。
布多天神社は調布駅から北側に徒歩5分ほどで行けます。天神通り商店街を過ぎれば、電気通信大学とこの布多天神社が見えます。
以前、京王沿線に住んでいたので、この神社にご参拝したのは初めてではありません。でも、久しぶりのご参拝でした。
平日の昼下がりでしたが、ちらほらと参拝客がいます。ここら辺では割と有名な神社なので、地元の方や都内(23区)から訪れる方も少なくないでしょう。
しかも式内社ですから、なおさらかもしれませんね。
創建は不詳。社伝によれば古墳時代ともいわれています。
「布多」は「布田」から来ていると思われます。
多摩川を挟んだ調布エリアと川崎エリアは、布の産地で、昔は清らかな多摩川を利用していたんでしょう、たぶん。
また、「調布」の由来は租庸調の「調」であり、ここで生産された「布」を年貢として納めていたことに関係しているとも言われています。
恐らく、古来より宮中や伊勢神宮に納める「布」の集積地が、布多天神社の元ではないか?と推測します。
同じ武蔵国の浦和に鎮座する「調神社」(つきじんじゃ)がそうであるように。
調布駅から布多天神社に向かう通りは「天神通り」と名付けられていて、鬼太郎のモニュメントがいくつも置かれています。
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるさんは調布に住んでいて、真夜中の暗い森と墓場のシーンは、この鎮守の森と近くの墓地がモデルになっているそうです。
そういえば、ゲゲゲの鬼太郎のアニメ、昨年まで第6シリーズが放映されていましたね。初代から50余年。こんなに愛されるアニメも凄いですね!
さらに2022年、劇場版アニメが公開される予定です!
布多天神社に参詣し、鬼太郎の劇場版アニメを見る、という東京散歩もいいと思います!
【基礎データ】
■創建 不詳。社伝によれば垂仁天皇の御代。※垂仁天皇の生年は紀元前29年から紀元後70年とされます。※古墳時代
■祭神 少彦名神(すくなびこなのかみ)、菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
■住所 東京都調布市調布ヶ丘1-8-1
■HP 布多天神社
※写真は全て20.315が撮影。