コアラな話

親愛なる閲覧者諸兄諸姉様もオーストラリア🇦🇺にコアラ🐨なる動物が存在することはご存知のことと思う次第。

いくつかの動物園にてコアラの尊顔拝める次第ではあるが、ほぼ寝ている。

野生下の草食動物としては考え難い睡眠時間を誇る彼等であるがコアラ🐨にはコアラ🐨なりの理由がある。

その理由とは

そもそも彼等が食べるユーカリには毒があるのだ

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コアラ🐨もビックリかも知れないが、本来ユーカリは毒。

従って消化の為、彼等は命懸けで安静を保つ。明日の為に今日も寝る。それがコアラ🐨の壮絶なる生きざま。

しかしながらコアラなる動物、それでも気合いだけではユーカリの毒をどうすることもできないという現実。

そこで彼等は微生物の力を借りる。

ユーカリを分解できる微生物を身体に取り込むことで、コアラ🐨達は生存の為に致命的なる状況を切り抜けてる次第。

これは件の微生物にとっても良い話。コアラ🐨の中でボーッと待ってれば大好きなユーカリが勝手に集まって来るという寸法である。

では万事解決かというと無論そうそううまくいくものではない。微生物とコアラは別種の生物なので遺伝しない。

つまりコアラの赤ちゃんは微生物を持ってない。

その上子供は大人程体力ないのでユーカリ食べたら死ぬ。

そこでお母さんコアラ🐨は赤ちゃんコアラ🐨に微生物を分けてあげるために

うんこ💩を食べさせてあげる

一応補足すると閲覧者諸兄諸姉は真似すべきではない。

何故ならコアラ🐨は食べれるうんこ💩と食べれないうんこ💩を出し分けれるが、一般的に人間はそのような芸当はできない。

コアラ🐨はいわゆる反芻動物である。

反芻動物には「ゲロタイプ」と「ウンコタイプ」があり、前者は牛のように喰ったものを吐き、もう一度飲み込むが、後者はウンコとして出したものを喰う。

うさぎ等も有名な「ウンコタイプ」の反芻動物である。

閑話休題

コアラ🐨のお母さんは赤ちゃんに離乳食としてうんこ💩を食べさせてあげる。ユーカリの第一回消化に難のあるコアラ🐨の赤ちゃんには食べやすい第二回消化からスタートでき、微生物も引き継げる。

お母さんコアラ🐨が栄養取りすぎれば赤ちゃんコアラ🐨の栄養が足りなくなる気がするが

意図的に分けられるか、子供が残してしまった分を食べる感覚なのか、小生コアラ🐨の気持ちを汲み取る力がないため想像するより手はないが。


ところで小生この話に思うのは最初のコアラ🐨の話である。

つまりこういうことだ。

飯が食えず毒のあるユーカリを食い、命を失うコアラ🐨もいたであろう時代。

あるときそこに救世主的コアラ🐨が現れて、

「おおい、俺のうんこ💩食えば死ななくて済むぞ」

と気がついた者がおり、その救世主的コアラ🐨に従った者の末裔が現代のコアラ🐨ということではなかろうか。

いやはや進化論の妙である。


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