アニメ「ちはやふる」感想
タイトルをよく聞くし、映画化もされていたし、どんな話なんだろう……? とちょこっと再生してみたら、いやー面白い止まらない! 「ちはやふる」「ちはやふる2」全話を一気に見てしまいました。
競技かるたで全国一を目指す高校生たちの物語。それぞれが異なる戦い方をするので、試合が続いても飽きない! 音への反応が速い千早、記憶力で勝負する太一、詩の情景を思い浮かべるかなちゃんなど。
千早に忍ぶ恋をする太一が可愛くて、もう! 勉強と運動は難なくこなせるのに、思い通りにならない千早とかるたにずぶずぶとのめり込んでゆく。太一が自分の弱さと向き合って「男の子」から「男の人」になっていくのがたまらない。なまじ美形で勉強も出来るから、千早とかるたに出会わなければ、薄っぺらな大人になっていたかもしれない。千早と両思いになれるか分からないけれど、本当の「良い男」になりそうな予感がしてドキドキする。
他の登場人物もみな個性的で、技術的にも精神的にもぐんぐん成長し、胸が熱くなる。
かるた歴35年の金井桜さんのように、
「若いって素敵!」
と微笑んでしまう。
かるたの競技としての魅力。変わってしまった幼なじみとの再会。百人一首の歌の内容など、見せ場が途切れず、シリアスとギャグのバランスも絶妙。さすが話題になる作品は一度つかんだ視線を離さないなぁ!
瑞沢高校かるた部の部員たちは、強い弱いに関係なく、かるたのやり方を批評し合う。欠点を指摘されても恨んだりせず、その後の試合に活かす。
キャプテンの千早と部長の太一が率直にものを言い合ってなお仲良しだからだろうか。自然にお互いを伸ばす空気が部内に出来ていて、羨ましくなる。人間関係がかなり良好でないとこうはならない。
私もかるた部の子たちのように、自分の長所・短所をしっかり見つめて頑張ろう、と前向きな気持ちになった。他の人と同じ戦い方をする必要なんてないんだ。
物語の重要な舞台になっている、近江神宮に行きたいなぁ……!←すぐ聖地巡礼したがる