「ルスタビ(ジョージア国立民族合唱舞踊団)」感想
ジョージア(グルジア)の伝統音楽と民族舞踊の団体「ルスタビ」の、2018年の公演の記録です。
踊り中心かと思ったら、音楽にもかなり力を入れていた。
合唱は男声のポリフォニー。10人ほどで会話するように歌う。
生活感のある節回しのグレゴリオ聖歌、という感じ(伝わるか?)
細かく激しく叩くことで、気持ちを昂ぶらせる太鼓の音(「ドリ」という楽器らしい)
こんなに大きく素早く動ける、強そうな俺を見てくれ! と言わんばかりの男性の踊り。
勇ましくて格好良い!
自分では全く動かずに、ベルトコンベヤーで運ばれていくような女性の踊り。
実際には、足を上げずに小さな歩幅で高速移動している。なめらかで優美。
剣舞は剣と剣がぶつかり合って、比喩ではなく本当に、火花を散らす!
アクロバティックにカンカン打ち合い、ケガするんじゃないかと心配になるほど。
それぞれの国に、独自の音楽と踊りがあるというのは素敵なことだなぁと、じーんとして少し泣いてしまった。