5/9-12

5/9(木)
朝、息子が「寒いよぉ…」と言った。おしりが布団から出ていたので、なでなでしてから布団をかけてあげた。出勤時間を10時→9時半に戻してから朝がバタバタだ。時間がない中で、息子にはそれなりにぬるっと接することができている。目線を合わせることと、頭をなでること、意味もなくハグすることを意識している。忙しいときこそ。昼に義母から補聴器の電池が欲しいとメールがきた。返信したが、それに対する返信はない。補聴器の豆電池、なんだっけな。思い出せない。
33歳になった。数年ぶりにたくさんの人からおめでとうが届いてびっくりした。父からもLINEがきた。33歳になったよと送ると「おおきくなったなぁ」と返ってきた。ええ、大きくなりすぎましたわ。
誕生日が生活の中になじんできている気がする。前ほどの特別感はないけど、さらーっと過ぎていく誕生日も悪くない。前より『ありがとう』を感じる。祝われる側から、祝う側に移行した感じもある。息子が生まれたからだと思う。
息子はハッピーバースデーを歌ってくれて、夫は仕事帰りに甘いものをたくさん買ってきてくれた。チョコミントのアイスが入っていて、「自分が食べる分はしっかり確保してるんだね」と言うと笑っていた(私はチョコミントが嫌い)。夜はみんなでピノを分けて食べた。
息子が遊びながら「告白されたしょうがない~告白されたらしょうがない~」と歌っていてそれが気になる。どこで覚えた?誰かに告白されたんか…?


5/10(金)
息子が隣で不細工な顔して眠っていた。ほっぺたをムニムニしてひとしきり遊ぶ。夫が私が使っているマグを床に落とし、縁が欠けてしまった。私が1回落としているので今回で2回目「不運なマグだな~」とかなんとか言ってるから「まずはごめんなさいじゃない?」と言うと「ごめん…」と言った。
自転車で美容院に向かう。信号で止まると隣に霊柩車が止まった。助手席に座る女性は、魂が抜けたみたいな顔をしている。自分の体験を重ねてしまう。私は後部座席で母の遺影と見つめ合っていた。
あぁあ、いい顔で笑いやがって。体の右側だけ、ひんやりとした空気を感じていた。
今日は白髪ぼかしのハイライト。社長の結婚式があるから整えておこうと思い久しぶりに美容院でカラーしてもらったが、待機時間がただただ苦痛でしかなかった。あの待ち時間が嫌すぎる。待ち時間が嫌だから基本はセルフカラー。仕上がりはとても良い感じだけど、もう当分いいや。「少しおきますねぇ」が嫌だ。何分て言って欲しい。ホットで頼んだコーヒーはアイスで出てきた(2回目)。
義母に頼まれたものを届けた。受付のお姉さんは愛想がない、その印象しかない施設。
息子を迎えに行くとちょうどうんち漏らしたところだった。ちょうどってなんだよ。保育園貸し出しのパンツを履いていた。
帰宅し、今日も人参を半分食べる息子、毎日食べている。2日で1本消費している。野菜を食べてくれるのは嬉しい。ただ、美味しそうにポリポリ人参を食べる息子を見ていると、料理する意味はあるのだろうか…?と少し複雑な気分にはなる。素材そのままがお好きなようで。


5/11(土)
沈黙の艦隊


5/12(日)
10年前の母の写真を見て、初めて悔しいという感情がこみあげた。
絶望、底辺、そして浮上。夜は弱気になる。朝がくれば『かーちゃん』に成りきれる。

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