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マネージャー日記 その5

引退前ラスト紅白戦


今日はリーグ戦が相手側の都合により延期となっため、3年生チームvs1,2年生チームの紅白戦を行うことになりました。

恐らくこれが大好きな野球部の先輩方との引退前ラスト紅白戦。

終始大接戦のシーソーゲームで白熱していました。
ホームランも両チーム合わせて3本。
(動画を撮りながら大歓声を上げていました。)

結果は1点差で1,2年生チームが勝利。
私たち新チームにとっては初戦だったので先輩方に勝つことができ、幸先の良いスタートだったと思います。

今回個人的には5回表で非常にウルっとしちゃいました。
というのも、3年生チームのピッチャー交代で出てきたのは、元エースのサウスポーの先輩。

先輩は秋の公式戦で思うようにピッチングができず、それ以来ピッチャーからファーストに転向していました。
公式戦で先輩の投球を見ることはもうできないのですが、紅白戦でもう一度マウンドに上がる姿を見ることができ、勝手に私は感極まっていた、というわけです。

それに加え、キャッチャーとしてバッテリーを組んだのは、普段ショートを守るキャプテンの先輩。

二人は大親友で、常に大学生活も共に過ごしている仲です。

ピッチャー復帰試合で、苦楽を共にしたキャプテンがその球を受けるという尊すぎる光景に言葉が出ませんでした。

2年生から2打席連続ホームランを浴びるなど、先輩のピッチングは決して良いものではありませんでしたが、それ以上に全てのプレッシャーから解放され、二人が純粋に野球を楽しむ様子が伝わってきました。

実は、二人とも引退前最後の春リーグの序盤はあまり調子が良くなく、思うようにバッティングができていなかったため、毎朝バッティングセンターに練習をしに行ったり、誰よりも部活に早く来て基礎練習に励んだり…誰にも見えないところで努力を続けていました。

部活の中軸として、常にいろいろなプレッシャーがある中でも努力を惜しまず、個人としてもしっかりと実力を発揮する。

そんな二人の先輩のことが私は大好きでたまりません。

ちなみに、先日の公式戦でメンバー発表の際、
「4番、ショート、俺。」
と真っ直ぐ前を見つめて宣言するキャプテンの姿に震えました。

結果としてもしっかり甘い球を捉え、本当の先輩の実力を発揮できたとても良い流れでした。

やっと努力が実ったんだ!と思い、スコアを書き忘れるほど熱狂してしまう試合でした。

この試合のことはきっと一生忘れません。


私たちの新チームはお世辞にも野球が上手いとはいえません。
安定のピッチングをする大エースはいるものの、そこが崩れれば一巻の終わり、打撃力も強くない、戦略もまだない…

だけれど私たちも先輩方の背中を追って、お互いの弱いところを支えあう、全員揃うから勝てる、そんなチームになっていったらいいなと思います。

そして練習終わり、選手たちに集合をかけられ
「5月25日は何の日!?ホワイトデーの日!!」とサプライズをしてもらいました!

(実は、3月の終わりごろ「今日は何の日!?バレンタインの日!!」と意味の分からない日程でバレンタインのサプライズを選手たちにしていました。)

とっても素敵なプレゼントをみんながしてくれて嬉しかったです。
ありがとう。

私自身、マネージャーとしていろいろなことと葛藤しながら部活を続けていますが、今日のような素敵なシーンやドラマに出会えると、やっぱり無理してでもこのチームにいて良かったなと思います。


みんなのことこれからも応援してるので勝ちましょう!
一緒に全国行こう!!


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