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Prime Video Presents Live Boxing6 感想まとめ


Prime Video Presents Live Boxing6

4試合がライブ放送された

本日(1/23)プロボクシング興行 Prime Video Presents Live Boxing6 がエディオンアリーナ大阪で開催された。
私はAmazonPrime会員のため(感覚的には)無料で、ボクシングが4試合も観れる。ヤッター!

以下ネタバレ。

辰吉寿以輝 〇(判定)✕ 与那覇勇気

54.5kg契約 8回戦にて、辰吉寿以輝(27歳 大阪帝拳ジム)と与那覇勇気(33歳 真正ジム)が対戦した。
辰吉寿以輝は、その苗字からも窺い知ることができるが、あの元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎の次男である。
与那覇勇気は日本バンダム級10位、同大会セミファイナルの那須川天心のデビュー戦の相手である。

結果は辰吉の判定勝ち。
終始お互い根性あるなあ…と思った。
被弾の多い試合だったが、その中でも的確なワンツー、両フックを決めていた辰吉が判定勝ちしたのは、まぁそうよね、という感想。

アルテム・ダラキアン ✕(判定)〇 ユーリ阿久井政悟

WBA世界フライ級タイトルマッチ 12回戦にて、王者アルテム・ダラキアン(36歳 ウクライナ)に、同級1位ユーリ阿久井政悟(28歳 倉敷守安ジム)が挑戦した。
ダラキアンは7度目の防衛を賭けて、阿久井は『岡山初の』チャンピオンの座を狙う。

結果は阿久井の判定勝ち。
ダラキアン、やっぱりもう歳なのかな。
ダラキオンは前半はアウトボクシング、自身の攻めよりも阿久井の攻めを捌くことに注力していた印象で、そのため阿久井もクリーンヒットが出ない。
しかし試合が進むにつれ、ダラキオンが苦しくなってくる。
ボディが効いてきたのか、下がり気味の展開となり、あまりいいところが無く終わってしまった。
一方の阿久井は元気で、試合が進むにつれ色々なパンチが当たっていき、判定勝ち。

阿久井選手、チャンピオンおめでとうございます!

那須川天心 〇(3R終了 TKO)✕ ルイス・ロブレス

121ポンド(54.9kg)契約 8回戦にて、那須川天心(25歳 帝拳ジム)とルイス・ロブレス(25歳 メキシコ)が対戦した。
東洋太平洋スーパーバンタム級7位の那須川天心は、本戦はプロボクシングデビュー3戦目となる。
デビュー戦は与那覇に判定勝ち、2戦目はメキシコバンタム級王者を破った天心は、3戦目に世界ランカーとのマッチアップとなった。
まだデビュー戦より1年経っておらず、ボクシング歴を考えれば驚異的なスピードでここまで登ってきた。
ロブレスはWBA世界バンタム級13位、WBO世界同級14位の実力者である。

結果は天心のTKO勝ち。
私は約7年前くらいから天心のファンだが、特に好きなところはド派手な攻撃の裏にある『攻撃を貰わない、効かされない』というディフェンスである。
それは闘うフィールドがボクシングに変わっても一緒で、今回も自分のパンチは当てつつ、相手のパンチは貰わない試合だった。
3Rインターバル後、ロブレスはコーナーのイスから立ち上がれず、TKO勝利となった。
右足首を痛めた…ということでリタイアとなったが、これに関してはロブレスもボクシングでまだまだ飯を食っていかなければいけないため、ここで無理する必要も無いので、それはそれでよいと思う。
消化不良な決着ではあったが、正直リマッチしても天心が勝つ気がするので、個人的にはもういいかな…それくらい天心が上手だった。
もう少し試合を観ていたかったという思いもあるが、レアな決着の仕方の試合を観られたので、まぁいいか!次戦に期待で。

寺地拳四朗 〇(判定)✕ カルロス・カニサレス

WBC・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 12回戦にて、王者寺地拳四朗(32歳 BMB)に、WBA同級1位のカルロス・カニサレス(30歳 ベネズエラ)が挑戦した。
寺地はWBC王座4度目、WBA王座3度目の防衛を目指す。

結果は寺地の判定勝ち。
しかし試合内容はバチバチの打ち合いとなり、かなり苦しい勝利だった。

序盤はどんどん前に出てくる挑戦者カニサレス、下がらせようとするのが王者寺地という構図であった。

最初のダウンは2R。
カニサレスが寺地のガードもお構いなしとばかりにパンチを振り回していくが、その左ジャブに寺地が右フックを合わせ、テンプルを撃ち抜いた。

次のダウンは3R。
寺地が打ちにいったところをカニサレスが右ストレートで捉えた。
ダウンを奪い返されるが、フラッシュダウンのような印象であった。

これでお互いに1ダウンずつを握り合った両者。
変わらずガンガン来るカニサレス。
寺地もこれに乗っかり、打撃戦が展開された。
4R終了時の採点は36-38でカニサレス、37-37のドロー2人。

これを受けたからなのか定かではないが、寺地がボディを混ぜていきカニサレスを下がらせるも、ラウンド終了が近づくとカニサレスが一気に攻め込むという展開になった。
8R終了時の採点は76-74で寺地2人、75-75のドローと、評価が逆転するも点差は危うい。

終盤、寺地の顔からは出血、腫れが見られ、こんなにボコボコな姿の寺地は初めて見たなという印象。
一方のカニサレスもボディがかなり効いているようで、疲れが目に見えるようにわかる。
11・12R、寺地はセコンドの指示に従い、足を使って打ち合いを拒否。
逃げる王者、追いかける挑戦者の構図は変わらず試合終了。
判定2-0にて、王者がベルトを防衛するかたちとなった。

あぁ、面白かった。

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