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【磨かれた技術とAI化と】~熟練した「人の声」の魅力~


 朝方、ラジオを聞いていると、突如アナウンサーのアナウンスが「ただちに避難、ただちに避難、ただちに建物の中かまたは地下に避難してください。ミサイルが8時頃、北海道周辺に落下されるものと思われます~ミサイル発射、ミサイル発射ただちに非難してください」

 全国瞬時警報システムいわゆるJアラートが発出されたわけである。

 本来、担当している番組から内容が急変、担当のアナウンサーお二人、上記の内容を繰り返し、繰り返し、アナウンスし続ける。
 内容の物騒さは、目も耳も当てられないのだが、しかしアナウンサーさんの"繰り返し"のアナウンスを聞いていると、プロだなぁ!と、声の魅力に聞き惚れてしまった。
(危機感がなくて申し訳ありません…)
 通常の放送の時、オルゴールのような何度も繰り返しの内容は、まず言わないし、こちらも聞かない。
 (残念ながら、このような緊急事態の時に聞く羽目になる…)

 が、この繰り返しのアナウンスを聞いていると、アナウンサー方々は日々修練し、時間をかけ、熟練したアナウンス技術をたゆまなく習得していっているのだ!

それがこの繰り返しアナウンスから伝わってき、BGMの音楽を聴くように20分間近く聞いてしまっていた。

 一方で、このような定型化した内容(決まった原稿内容)だったら、今や自動音声に任せることも出来る事も可能なのだろうとも思った。

 …しかし、きっと緊迫感のない機械的なアナウンスなんだろうな。

 状況の“事実”を伝えることは両者とも出来、間違いをしないという事ではもしかしたらAIの方が優れているかもしれない。
しかし状況の“リアリティ”を伝えるのは熟練したアナウンス技術を持つ人間のアナウンサーの「声」には叶わないんじゃないかしらん?
(叶わないでいてほしい!という願望も込めて)

「息継ぎ」、「間合い」、「声の強弱」これがあってこその"リアリティ"よね。

 とはいえ、これからの時代、AIが人間に取って代わる仕事は間違いなく増えていき、便利になっていくのだろう。
が、血の通ったぬくもりのあるものは、残って欲しいなぁ。
 内容の物騒さに反比例して、聞き入った今朝のラジオ放送とその考察…

#アナウンス #人の声  

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