見出し画像

【歌の楽器「身体を育てる・声を育てる」~ソプラノでもなくメゾソプラノでもなく~】


今回のティツィアーナ・ドゥカーティのレッスンで、ティツィアーナが特定のパートを伝えない受講者の方がいた。

その受講の方は高2の女子高校生で音大受験を目指している。
彼女の先生がティツィアーナのところへレッスンに連れてきてくださった。

先生曰く
「この子はソプラノ?メゾソプラノ?」

それに対して、ティツィアーナ曰く
「今の段階、はっきりわからない。輪郭や頭の形、首をみて、こうかな?とは言えるけど、今は決めない。
彼女は、まだまだ成長している。
身長が伸びる可能性もあるし、身体の変化で声も変わる。
今は何より、歌の楽器となる身体を育てる(鍛える)ことが大事。
横隔膜を鍛える他基本になることをやってほしい。二十歳を過ぎても声は変わり続ける。じっくり育てていってほしい。」

受験合格を考えたら、もちろん受験科目の音楽(声楽)をしっかり学び、習得する必要がある。
その一方で、長期展望で見据える視点も必要なのかもね。
本格的に学ぶための礎作り、これが何より大切なことなのだろう。

ふとテレビに目をやれば…。
ただいま、熱戦を繰り広げている高校野球とプロ野球!

高校球児はみな、細くみえる。
それに対して、プロ野球選手のがっちりした体躯。彼らも高校映時代は、高校球児のような体格だっただろうに、プロになり、鍛え経験を積むうちにがっしりしたプロ仕様の身体になっていったのかもね?

その年代その年代に時宜にかなったことがある。(はず)

女子高生のお嬢さんと大人の受講者の方の対応が違うのは、理にかなっているんだろうと思う。

音大受験まであと1年半…
希望の大学に合格し、そこからまたソプラノかメゾソプラノか自分の「声」を発掘してほしいなぁ!

#ティツィアーナドゥカーティ #声楽レッスン #イタリア #ソプラノ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?