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表現再考:鵲始巣 鵲が巣を作り始める

 今日は、小寒の次候です。本朝では、水泉動で、これは宣命暦では、冬至の末候でした。

 宣命暦では、鵲始巣で、三月頃に産卵するかささぎが、巣をつくりはじめる様をあらわしたものでしょう。
 雁、鵲、雉、鶏、鷙と、小寒から大寒にかけての中国の宣命暦は、野山で見かける鳥々の姿を語る様が特徴的ですね。先にも触れましたが、宣明暦では、動物が多く触れられたます。定住生活だけでなく、移動、狩猟も当時の彼の地での普段の営みだったのかもしれません。

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