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展示感想:第十六回「工燈」高岩寺会館、梶浦洋平、黒住和隆、杉本一成、

工燈感想、最終会です。梶浦・黒住・杉本の仏師三人についてです。

 杉本さんの作品は、木彫とは異なり、おそらく焼成の作品かとおもいます。

 焼くことで、硬さを踏まえる粘土ですが、表情も柔らかく土にない暖かさを感じます。梶浦さんの言を借りれば、そのひとの内面が染み出している、ということです。

 その梶浦さん、いつもながらに細かい作品です。

 この箔とのバランスがなかなかに味わいがありました。彼の隠し持った美のセンスも、なかなかのものです。

数年に亘り、「工燈」を現実のものとし続けている黒住さんの力量も、生半可のものではないです。




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