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表現再考: 雪わりて麦のび、希望の足音が


 あけましておめでとうございます。今日は元旦ですが、季節は冬至の末
候の、雪下出麦、ゆきわりて むぎ のびる、に入ります。

 まだ冬なのに、雪の下では、早くも麦が芽を出し始めるということです。まだ僅かのものに過ぎないけれど、陽の機運が高まり始めたということでしょう。

 昨日は、遠くから響く除夜の鐘を求めていました。去年は様々なことが起こり、自分の心持ちも、かなり動揺したように思います。不安と期待の裏返しですが、甘い煩悩を取り払って、一歩を踏み出さないといけないのでしょう。


 この時期が終わると、晩冬に当たる小寒、大寒となります。春の足音も身近に聞こえてくるようです。

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