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画廊の楽しみ方ーーなんで画廊に足を運ぶのか(61)

 版画の話を続けていますが、今回はリトグラフです。リトグラフは、石板印刷とも言われ、書いたままを印刷できる方法です。18世紀末に開発された技術で、印刷技術として広く展開し、カラーリトグラフは、ミュシャやロートレックなど、アール・ヌーボの名作を生み出しました。

 遠藤竜太さんとは、かなり古い付き合いになります。確か彼が、大学院生くらいの頃、鷹見明彦さんのお宅で、作品を見せてもらったところからです。中上健次の本の装丁に使われたことも覚えています。
 鷹見さんが亡くなった後、久しぶりに会ったのですが、いつしか多くの彼の教え子と知り合いになっていました。


 もう一人は、霧生まどかさんですが、リトグラフならではの繊細な豊かな色彩が、心のひだを表しているようでした。



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