展示感想:第十七回、工燈<総論>
第17回工燈にいってきました。
参加作家は
新井達矢 (能面)
杉本一成 (仏像)
梶浦洋平 (仏像)
田中俊成 (神楽面)
きよはらえみこ (イラスト)
林 円優 (仏画)
黒住和隆 (仏像)
宮本裕太 (木彫)
今回は鈴木康志(能面)の方が初参加。また、招待作家として木工芸の五十嵐誠さんが参加されています。
で、タイトルの画像は林円優さんの作品です。
これまで、十年近くグループ展「工燈」にお邪魔してきました。一人一人の歩みと一緒にすすんでいるようです。初めて会った頃は、独身だったりした彼等も、多くは親となり、その経験も豊かに現れているようです。
今回より参加された鈴木さんや五十嵐さんとはお会いできなかったのですが、新しい風が吹き込むことによって、これまで見慣れた風景が新鮮にも映りました。
今回、面打に鈴木さんが参加されましたが、新井さん、田中さん、と三人の作家が並ぶことでそれぞれの個性が際立って感じられました。
伝統工芸とは言いながら、作品は何かを表現しようとするものですが、その何かが限りなく控えているのが、木工芸の世界であるとは思いますが、その五十嵐さんの作品が中央に置かれていることで、木を扱う方の多いこの「工燈」の世界が豊かに表現されているようでした。
個別には、またおいおい感想をあげます。