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展示感想: <隠れたものを感じて>Gallery FACE TO FACE・新年のグループ展 40 Artists New Year Group Show 2024+ ー PART1、その2

 今回のテーマは、プラスとマイナスですが、陰と陽、表と裏というように捉えた作家も多いかもしれません。ですから、作品の骨組み、構成、表面の情感、そういう捉えからもあるかもしれません。そういうものが導き出した何かで感想をまとめてみました。

 常なる形を引いて、色調を加えることで、むしろ、骨組みをあらわにしたのが福田美菜さんでした。


加えた色彩は、パソコンの画像ソフトのレイヤーのようで、いくつかの色を引いたようにも見えます。加えた色がむしろ引いているようでもありました。形も、これまでの色調とは違うので、前面により押し出す形もあったように思います。引くことで現れるプラス、足すことではっきりするマイナスが蠢くようでした。


舘さんは、プラスとマイナス、そしてその真ん中をテーマに表裏に作品が展開する館さんの作品が、三つの顔を見せるようです。一体であるものが三位に分かれたような感じで、作品の作用が浮揚という感じを表しています。


吉田さんの作品は、テーマがミクストメディアが作成する画面の質感に反映しているようでした。象徴主義的な作品を支えるような具材の印象が心持ち良いと思えます。


展示の前半戦は明日までです。





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