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表現再考:魚上氷

七十二候、魚上氷、立春の末候です。

冬、氷の時期から、川底でじっとしていた魚が動き始めるという意味でしょう。我が家でも、メダカがいるのですが、寒い時期は、本当にじっとしています。不必要な時でも動き回る愚か者は人間だけかもしれません。

魚上氷が終われば、雨水です。雨水を丸々抱え込んだ月が旧暦では一月ですが、氷に閉ざされた世界から、それが解けて、さまざまなものが動き始める、その境を氷の時期から眺める表現なのでしょう。

本朝七十二候の後、宣明暦と続け二年が経ちました。これからは、旧暦の太陰太陽暦にちなんで進めていきたいと思います。

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