1992・4・25→2022・4・25。

画像1 30年前の今日、白川通のニッショーストアで表情暗く買い物をしていた。そこへ、頭上のスピーカーから有線か、「シェリー」がかかった。その場に立ち尽くし、あの長い曲を最後まで聴いた。今の自分じゃないか、と、苦悩している心に染み渡った。いつになれば……。これは今でもそうだ。その日の深夜のニュースで、初めて彼の死を知った。そうか、あの有線は追悼の意が込められていたのか、としみじみした。30年経っても、心臓の動いている自分は、やはりまだ足掻き、もがき、自分の望む場所に辿り着こうとしている。みっともなくても。

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