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6/14(金)のマーケットレポート ☆☆☆

おはようございます。
昨日の米国株式は、主要3指数+小型株のラッセル2000は、ナスダック以外はすべて下落でした。
特にラッセル2000は1.5%を超える大幅下落です。

S&P500は、引き続き、50日移動平均線よりも上にいます。

S&P500の6月月間騰落率はプラス幅をキープしています。(+2.9%)
年初来騰落率はプラス幅をキープしています。(+13.9%、為替込み+27.1%)


株価チャート

【米国市況】安全資産買い、仏政治不安でリスク警戒-ドル157円台前半

センチメント

Fear & Greed Indexのポイントは5ポイント後退し、FEARの水準が深まりました。
引き続き、米長期金利の低下にも関わらず、本来長期金利に敏感なはずの小型株が下落しているのは気になります。
AD line(騰落株線)を見ても市場全体の勢いがありません。
しかし、株価指数はそこまで下落しているわけではありません。
これはAI関連の大型株だけが上昇しているからです。

来週の経済指標/主要企業の決算発表スケジュール

Q1決算も終わり、注目は経済指標になります。

来週も重要経済指標が続きます。
その中での注目は、火曜日の米小売売上高になると思います。

センチメントも悪化しつつあり、少し心配ではありますが、売りの必要はないと見ています。
引き続きしっかりと数値を確認しつつ、どっしりと構えていきたいと思います。

改めて、円以外で資産を持つことの大切さを感じます。


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マクロン仏大統領、左派・極右とも「一貫性ない」政策-野党を批判

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長期金利

米長期金利はこの日も下落(債券価格上昇)しています。
Bloombergによると「ドイツ債の上昇につれる格好となった。フランス債とドイツ債のスプレッドは週間ベースで過去最大となる29ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大した。」

とのことです。

引き続き、50日、200日移動平均線を完全に下回っています。
また、逆イールドも下落トレンドになってきていますね。

【欧州市況】仏独債利回り差、週間で過去最大の拡大-株は軒並み下落

フランス市場混乱、ECB当局者は警戒すべき理由ないと認識-関係者

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為替

ドル円は動きはありましたが、結果として少しの円安ドル高になっています。
正直、日銀の苦しさを表しているかなという印象です。

しばらくは円安基調は続きそうだなという印象ですね。

日銀が国債購入を減額へ、相応の規模と植田総裁-7月利上げ排除せず

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原油

原油価格はほぼ横ばいです。

引き続き、50日、200日移動平均線を下回っています。

プーチン氏、ウクライナに4州からの軍撤退要求-和平の条件提示

経済指標

昨晩も重要経済指標の一つであるミシガン大学消費者信頼感指数が発表され、市場予想を大きく下回りました。
消費者マインドは低下しながら、5-10年先のインフレ期待は上昇しています。

米消費者センチメント、7カ月ぶりの低水準-ミシガン大調査

金利見通し

上記経済指標の内容がありましたが、金利見通しはそこまで変化はないです。

・利下げ開始:9月FOMC
・年内利下げ回数:2回

の内容は変化なしです。

インフレはまだまだしつこいと思いますので、安易な利下げ期待は持てないと思っています。

引き続き、しっかりとデータを注視していきたいと思います。

クリーブランド連銀総裁、インフレへのリスク「まだ上向き」

EPS、PER見通し

FACTSETによると

2024年第2四半期決算で、S&P500種構成企業の4社が業績を報告しています。
うち、3社がEPSのポジティブサプライズを、2社が売上高サプライズを報告しています。

※2024年第1四半期決算では、79%がEPSのポジティブサプライズを、61%が売上高サプライズでした。
※2023年第4四半期決算では、73%がEPSのポジティブサプライズを、64%が売上高サプライズでした。
※2023年第3四半期決算では、82%がEPSサプライズのプラスを、62%が売上高サプライズでした

通期EPSの前回比は
2024年 -0.01%
2025年 +0.13%

バリュエーションは、S&P500の12ヶ月先PERは21.0です。
このPER は5年平均の19.2、10年平均の17.8を上回っています。
※前回は、20.7でした。

今週も2025年のEPS見通しが上昇しています。

バリュエーションも若干上昇して高くなってきています。

長期金利上昇で多少苦しい局面ですが、しっかりと業績面でのサポートはあるなと感じています。
センチメントが低下しているのは気になりますが、引き続き注視していきたいと思います。

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