見出し画像

7/17(水)のマーケットレポート ☆☆

おはようございます。
昨日の米国株式は、主要3指数+小型株のラッセル2000のうちダウ以外はすべて下落でした。
特にS&P500、ラッセル2000は1%、ナスダックは2.7%を超える大幅下落です。

S&P500は、引き続き、50日移動平均線よりも上にいます。

S&P500の7月月間騰落率はプラス幅をキープしています。(+2.3%)
年初来騰落率はプラス幅をキープしています。(+17.2%、為替込み+29.7%)


株価チャート

【米国市況】円が1カ月ぶり高値、156円台前半-半導体株は大幅下落

センチメント

Fear & Greed Indexのポイントは10ポイント後退し、再びNEUTRALの水準に戻ってきました。
全体的に上昇してきたAD line(騰落株線)も下落しています。
引き続き、大型テックからその他の銘柄に資金がシフトしています。
これは後述するASML社決算や対中半導体規制の措置検討のニュースによるものだと思われます。

ただ、急いで動く必要はないのではと思います。
引き続きしっかりと数値を確認しつつ、どっしりと構えていきたいと思います。

ドル円の巻き戻しが起きてきている感じはいたしますが、引き続き円以外で資産を持つことの大切さを感じます。


トランプ氏が政権構想明かす、経済・防衛・外交網羅-FRB議長運命は

シリコンバレーの大物2人がトランプ支持、多額の献金を計画-関係者

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

長期金利

米長期金利は下落(債券価格上昇)です。
Bloombergによると「米国債市場では利回りカーブのフラット化が進んだ。20年債入札が順調な結果となったことも、この動きを支えた。」

とのことです。

引き続き21日、50日、200日移動平均線を下回っています。

米30年物住宅ローン金利、6.87%に低下-3月初旬以来の水準

為替

ドル円は大きく円高ドル安になっています。
Bloombergによると「円安是正のため日本銀行の利上げを要求した河野太郎デジタル相のインタビュー記事をきっかけに、アジア時間から円買いの動きが強まっていた。トランプ前米大統領が円安に言及したことも意識された。」

とのことです。

主要通貨でも一番高くなっています。
サポートとなっている感じがした50日移動平均線を一気に下抜けました。

再び日米金利差と連動し始めた感じがしますが、この先には注視していきたいと思います。

円が対ドルで156円ちょうど付近、円売り巻き戻し続き1カ月ぶり高値

日銀は円安是正のため利上げを-河野デジタル相単独インタビュー

トランプ氏、FRB議長の任期満了前の解任は目指さず-円安にも言及

トランプ氏、ドル高是正を宣言 製造業大国復活に軸足

原油

原油価格は上昇しています。
Bloombergによると「テクニカルな水準が下値を支えたほか、政府の統計で原油在庫の減少が再び示されたことも材料となった。」

とのことです。

引き続き50日、200日移動平均線を上回っています。
昨日下回った短期トレンドの21日移動平均線を再び上に抜けました。

引き続き注視していきたいと思います。

注目企業決算/ニュース

昨日の大型テック企業の下げの要因はオランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングの決算、株価が影響したと思われます。

また、アメリカが対中半導体規制で最も厳格な措置検討と同盟国に警告したことも拍車をかけたものと思われます。

ASML11%安、20年3月以来の大幅下落-米規制リスクで不透明感

米、対中半導体規制で最も厳格な措置検討と同盟国に警告-関係者

経済指標

米地区連銀報告:経済はわずかに拡大-物価は総じて緩慢な伸び

米鉱工業生産、2カ月の伸びは2021年以来の最大-製造業が広範に上昇

米住宅着工件数は増加-集合住宅回復、一戸建て8カ月ぶり低水準

金利見通し

上記経済指標の他、FRB高官たちの発言もあり、金利見通しが変化しています。

・利下げ開始:9月FOMC
・年内利下げ回数:3回

は、変わらずですが、年内利下げ確率が上昇しています。

インフレはまだまだしつこいと思いますので、安易な利下げ期待は持てないと思っています。
ただ、FRB高官たちの発言が利下げを意識したものになってきているなと感じます。

トランプ氏が大統領選前の利下げを牽制する中、どう動いていくか、注視していきたいと思います。

ウォラーFRB理事、利下げが可能になる地点に「近づきつつある」

NY連銀総裁、インフレ低下をさらに多くのデータで確認したい

クーグラーFRB理事、年内利下げが適切になる公算大と再度表明

トランプ前大統領 “FRBは大統領選前に利下げすべきでない”

免責事項

情報の正確性
当NOTEでは可能な限り情報の正確性を心がけていますが、安全性や確実な情報提供を保証するものではありません。
また、リンク先のサイトで提供される情報についても責任を負いかねますのでご了承ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?