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2024年7月騰落率について ☆☆☆

はじめに

6月28日(金)のマーケットを終え、S&Pの年月間の騰落率は6月は+で終わりました。
この結果から7月の騰落率の見通しについて考えてみたいと思います。


結論

いきなり結論から申し上げると
・大横領選挙年
・S&P500指数の1月~3月が+、4月が-、5月~6月が+

だった年は、1回しかありません。(1936年)

+ (1/1回) +6.8%

従って、6月と同様に+になる可能性が高いと思います。
但し、7月が-になる可能性も考えられるかもしれません。

年別のパフォーマンス(1996年、2012年も含む)

とはいえ、1936年1回しかないデータだけでは心もとないので、似たような状況の年(1996年、2012年)を追加して比較してみると、1996年以外は+となっていることが分かります。

但し、1996年は1月~6月まですべて+だったことから、今年4月に起きたような調整が入ったと思われます。
従って、7月は+になる可能性が高いのではと考えます。

7月月間騰落率
2012年 +1.3%(大横領選挙年 S&P500 1月~3月が+、4月~5月が-、6月が+)
1996年 -4.6%(大横領選挙年 S&P500 1月~6月が+)

8月以降の見通しと投資戦略

上記も含めた8月以降の騰落率はこのようになります。

基本的に上昇し、秋に調整局面が入る可能性はありますが、年間騰落率は2桁の+で終わる確率が高いという結果です。

年間騰落率
1936年 +27.9%
1996年 +20.3%
2012年 +13.4%


もちろん、これは過去の結果なので、過度な楽観は禁物だと思います。
ただし、過去のデータからの情報は貴重です。

大統領選挙の影響について

以前のレポートで、大統領選挙年における月間騰落率と政権交代との関連性について調べた際

2月、3月の株価の月間騰落率がどちらも+だった場合は政権交代なし
2月、3月の株価の月間騰落率がどちらも-だった場合は政権交代あり

という仮説を立てました。

正直、先週まではこの仮説通りに行くのだと考えておりましたが
先週のバイデン氏とトランプ氏の討論会の結果を受け、政権交代もあるかもと考え始めております。

・大統領選挙年
・「1月バロメーター」の結果関係あり(+)/なし(+-)
・政権交代あり

の場合の7月の月間騰落率のマイナスの確率は
- 33.3%(1/3回)   -0.8% 「1月バロメーター」+
- 46.2%(6/13回) -1.5% 「1月バロメーター」+-
となります。

従って、7月が-になった場合は、再度見通しと投資戦略を見直すかもしれません。

現時点での投資戦略

ただ、現時点での投資戦略は、引き続き新NISAの枠を埋めることに注力

つみたて投資枠 ・・・ 毎月継続
成長投資枠   ・・・ 下落した月(特に皆が恐怖になっている時)に購入

としていきたいと思います。

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