5/30(木)のマーケットレポート ☆☆
おはようございます。
昨日の米国株式は、主要3指数+小型株のラッセル2000はラッセル2000以外はすべて下落でした。
ナスダックは1%を超える大幅下落、ラッセル2000は1%の大幅上昇と結構珍しい日だなと思います。
S&P500は、引き続き、50日移動平均線よりも上にいます。
S&P500の5月月間騰落率はプラス幅をキープしています。(+4.0%)
年初来騰落率はプラス幅をキープしています。(+9.8%、為替込み+22.0%)
株価チャート
【米国市況】株安・国債高、GDP下方修正で-円は一時156円38銭
センチメント
Fear & Greed Indexのポイントは2ポイント後退し、引き続きNEUTRALの水準です。
ただ、FEARの水準が間近に迫ってきています。
今晩は、Fedが一番注目している経済指標の一つ、米PCEデフレータの発表があります。
同時に個人所得、個人支出の発表もあります。
この数値次第で、センチメントも変わってくると思います。
しっかりと数値を確認しつつ、どっしりと構えていきたいと思います。
改めて、円以外で資産を持つことの重要性を認識し、インフレ局面でのインフレヘッジの資産を持つことの大切さを感じます。
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長期金利
米長期金利は1.5%超の大幅下落(債券価格上昇)でした。
Bloombergによると「景気減速を示す経済指標が買いを誘った。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、今年下期にインフレ率の低下が続くとみていると述べた。借り入れコストの高止まりが経済を抑制しているとの見方も示した。」
とのことです。
ただ、引き続き21日、50日移動平均線よりも上で推移しているので、注意は必要です。
為替
ドル円は米長期金利下落もあり、ドル安円高になっています。
久しぶりに主要通貨の中で円が上位にいるのが印象的です。
いずれにしても、今晩の米PCEデフレータ次第で動いてくるなと思います。
円は対ドル156円台後半、株安や米経済指標受けた金利低下で円買い
債券は上昇か、GDP下方修正で米長期金利低下-日銀政策修正は警戒
原油
原油価格は続落です。
Bloombergによると「米在庫は5週間ぶりの大幅減少となったものの、価格はプラス圏に浮上しなかった。トレーダーらは今後の供給を見極めようと、6月2日のOPECプラス会合を待っている。」
とのことです。
原油価格も中東情勢も落ち着いて欲しいなと思います。
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注目企業決算/ニュース
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経済指標
昨日も複数の重要経済指標が発表され、いずれも景気鈍化を示唆した内容でした。
特に1-3月の米GDPは改定値は速報値から下方修正となり、主に個人消費の伸びが鈍ったことを示しています。
米GDP、1-3月は1.3%増に下方修正-個人消費の伸び鈍化
米新規失業保険申請件数、前週比0.3万件増の21.9万件-予想21.7万件
米中古住宅販売成約、4年ぶり低水準-住宅ローン金利上昇響く
金利見通し
上記経済指標の他、FRB高官の発言もあり、金利見通しが変化しています。
・利下げ開始:11月FOMC
・年内利下げ回数:1回
は変化なしですが、7月以降の年内利下げ確率が上昇しています。
とはいえ、繰り返しになりますが、今晩の米PCEデフレータ次第で変化すると思います。
引き続き、しっかりとデータを注視していきたいと思います。
NY連銀総裁、金融政策が景気を抑制している「証拠は十分ある」
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