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7/11(木)のマーケットレポート ☆☆☆

おはようございます。
昨日の米国株式は、主要3指数+小型株のラッセル2000のうち、ダウとはラッセル2000は上昇、S&P500とナスダックは下落でした。
特にラッセル2000は3.5%を超える大幅上昇、ナスダックは2%近くの大幅下落です。

S&P500は、引き続き、50日移動平均線よりも上にいます。

S&P500の7月月間騰落率はプラス幅をキープしています。(+2.3%)
年初来騰落率はプラス幅をキープしています。(+17.1%、為替込み+32.2%)


株価チャート

【米国市況】円急伸、米CPIでFRB利下げ観測強まる-介入報道も

センチメント

Fear & Greed Indexのポイントは6ポイント後退し、再び「NEUTRALの水準に戻ってきました。

昨日の米CPIの発表を受け、インフレ鎮静化の流れが正しく進んできていることが示されてきていると思います。
本日発表の米PPIも注視したいと思います。

今年の株高をけん引してきた大型テック株から、低迷してきたその他のセクターに資金が流れてきました。
特にずっと低迷してきたナスダック(100以外)が大きく反発したのは良い兆候ではと思います。

この流れが続いていくのか、しっかりと注視していきたいと思います。

引き続き、円以外で資産を持つことの大切さを感じます。

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

長期金利

米長期金利は後述する経済指標の結果を受け、2%以上の大幅下落(債券価格上昇)となりました。

引き続き50日、200日移動平均線を下回って推移しています。
短期トレンドの21日移動平均線も完全に下回りました。

実質金利も久しぶりに2%を下回りました。

為替

ドル円は米長期金利下落の影響もありましたが、日本政府・日銀の為替介入だと思われる動きで大きく円高ドル安になっています。
これで日米金利差通りになり、円安トレンドが終わってくるか、注目しています。

円は159円台前半に急伸、弱い米CPIと介入観測-クロス円巻き戻し

円一時157円台、不意打ち介入観測 米利下げ期待便乗か

為替介入、「コメントする立場でない」と神田財務官-一時157円台

債券は上昇へ、CPI鈍化受け米長期金利が低下-円急伸も支え

原油

原油価格は上昇です。
Bloombergによると「前日の米エネルギー情報局(EIA)統計では石油製品の旺盛な消費が示されたが、この日は国際エネルギー機関(IEA)が需要の伸びが減速しているとの見方を示した。」

とのことです。

引き続き50日、200日移動平均線を上回っています。

注目企業決算/ニュース

テスラ、「ロボタクシー」発表イベントを10月に延期-株価急落

アップル、モバイルウォレット技術巡る反競争法調査でEUと和解

経済指標

昨日は大注目だった米CPIの発表があり、総合、コア指数とも予想を下回り、インフレ鎮静化の道筋が進んでいることが示されました。
内容を見ても、全体的にインフレの勢いが弱まってきていることが分かります。

なかなか下がらないサービス価格や住居費も徐々にではありますが伸びが鈍化していることも良かったと思います。

米CPIは広範囲に鈍化、総合指数が低下-利下げの論拠強まる

米新規失業保険申請件数、前週比1.7万件減の22.2万件-予想23.5万件

金利見通し

上記経済指標の他、FRB高官たちの発言もあり、金利見通しが変化しています。

・利下げ開始:9月FOMC → 変化なし
・年内利下げ回数:2回 → 3回

と、かなり年内利下げ確率が高まっています。
ちょっとこれは楽観的だと思います。

インフレはまだまだしつこいと思いますので、安易な利下げ期待は持てないと思っています。
ただ、今後の労働市場の動向次第では9月FOMCでの利下げはかなり現実的になってきたのではと個人的には思います。

引き続き、注視していきたいと思います。

SF連銀総裁、金利調整が正当化される可能性高い-最新データ踏まえ

シカゴ連銀総裁、CPI統計は「上々だ」-「これこそ2%への軌道」

米セントルイス連銀総裁、データは物価目標へのさらなる進展示唆

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