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6/13(木)のマーケットレポート ☆☆

おはようございます。
昨日の米国株式は、主要3指数+小型株のラッセル2000のうち、S&P500とナスダックは上昇、ダウとラッセル2000は下落でした。

S&P500は、引き続き、50日移動平均線よりも上にいます。
S&P500は本日も最高値を更新しています✨

S&P500の6月月間騰落率はプラス幅をキープしています。(+3.0%)
年初来騰落率はプラス幅をキープしています。(+13.9%、為替込み+26.9%)


株価チャート

【米国市況】S&P500が最高値、PPIで利回り低下-157円付近

センチメント

Fear & Greed Indexのポイントは4ポイント後退し、FEARの水準になりました。
後述する経済指標の結果による米長期金利の(大幅)低下にも関わらず、本来長期金利に敏感なはずの小型株が下落しているのは気になります。
AD line(騰落株線)を見ても市場全体の勢いがありません。

にも関わらず、S&P500やナスダックの指数が上昇(しかも最高値更新)しているのは、一握りの大型株(AI関連)に資金が集中していることを示していると思います。
これはあまり良いことではないかと思います。

とはいえ、企業業績が堅調な中、そこまで大きな心配はないのではないかと思います。
引き続き、しっかりと数値を確認しつつ、どっしりと構えていきたいと思います。

改めて、円以外で資産を持つことの大切さを感じます。

個人的にはこのニュースが興味深いです。
米MMFが最高値更新しているということは、まだこの資金が眠っているということです。
この資金が株式マーケットに入ってくると。。。

米MMF資産残高、過去最高更新-FRB利下げ急がずとの見方

フランス債のポジションが示唆、トレーダーは一段安見込む-選挙控え

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

長期金利

米長期金利は昨日も1%を超える大幅下落でした。
Bloombergによると「30年債入札では強い需要が見られた。フランスの政治リスクの高まりで、安全資産と見なされるドイツ債に対するフランス債の上乗せ利回り(スプレッド)は7年ぶりの大きさに拡大した。」

とのことです。

200日移動平均線を完全に下回っています。

為替

ドル円は米長期金利下落による日米金利差縮小にも関わらず、若干とはいえ円安ドル高になっています。

この後に予定されている日銀会合の結果と植田総裁の発言次第でどう変化してくるか注視していきたいと思います。

日銀会合注目点:追加利上げ巡る植田総裁発言、国債購入減額の具体策

円は157円付近、PPI受け米金利低下-日銀政策判断と総裁会見待ち

債券は上昇か、PPI受け米金利低下-日銀買い入れ減額警戒は重し

原油

原油価格は若干の下落です。
Bloombergによると「米PPI統計でインフレが落ち着きつつある兆候が示されたほか、ロシアが生産量の削減に合意したことが支援した。」

とのことです。

引き続き、50日、200日移動平均線を下回っています。

注目企業決算/ニュース

アドビ、通期利益見通しを上方修正-AIブーム追い風

テスラ株主総会、マスク氏の560億ドル報酬パッケージ承認

アップルが時価総額で首位返り咲き、AI勝ち組への期待が押し上げ

経済指標

昨日も複数の重要経済指標が発表され、いずれもインフレ鈍化の兆候を示す内容でした。
特に米生産者物価指数(PPI)はCPIの先行指標だったり、FRBが特に重視する個人消費支出(PCE)価格指数の算出に使われるカテゴリーを含んでいたりと注目していたのですが
そのカテゴリーが前月比で低下したというのは良い兆候だと思います。

米PPI、5月は前月比で予想外の低下-前年比やコアも減速

米新規失業保険申請、9カ月ぶり高水準-カリフォルニアで大幅増

金利見通し

上記経済指標の内容を受け、金利見通しが変化しています。

・利下げ開始:9月FOMC
・年内利下げ回数:2回

の内容は変化なしですが、7月以降の利下げ確率が上昇しています。

インフレはまだまだしつこいと思いますので、安易な利下げ期待は持てないと思っています。
あまり楽観的になり過ぎないようになればいいなと思います。

引き続き、しっかりとデータを注視していきたいと思います。

米PCE価格指数、6カ月ぶりの低い伸びか-物価指標が下振れ示唆

イエレン米財務長官、企業の競争欠如がインフレの一因になったと示唆

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