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6/12(水)のマーケットレポート ☆☆☆

おはようございます。
昨日の米国株式は、主要3指数+小型株のラッセル2000のうち、ダウ以外は上昇でした。
特にナスダックとラッセル2000は1.5%超える大幅上昇です。

S&P500は、引き続き、50日移動平均線よりも上にいます。
S&P500は本日も最高値を更新しています✨

S&P500の6月月間騰落率はプラス幅をキープしています。(+2.7%)
年初来騰落率はプラス幅をキープしています。(+13.7%、為替込み+26.3%)


株価チャート

【米国市況】S&P500が最高値、CPI後に利回り低下-156円台後半

センチメント

Fear & Greed Indexのポイントは1ポイント進み、引き続きNEUTRALの水準です。
後述する経済指標やFOMCの結果を受け、米長期金利が低下したことで低迷していた小型株のAD line(騰落株線)が上向きになってきました。

この流れが加速するかは今晩の米生産者物価指数(PPI)次第かなと思います。

とはいえ、企業業績が堅調な中、そこまで大きな心配はないのではないかと思います。
引き続き、しっかりと数値を確認しつつ、どっしりと構えていきたいと思います。

改めて、円以外で資産を持つことの大切さを感じます。


【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

長期金利

米長期金利は2.5%近い大幅下落(債券価格上昇)です。
Bloombergによると「朝方にCPIが予想を下回ったために大幅高となった。FOMC当局者の経済見通しを受けて伸び悩み、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見中も上げ幅を縮小する展開となった。」

とのことです。

先週の雇用統計を受け、50日移動平均線に届きそうだった勢いから一転、200日移動平均線を下回ってきました。

為替

ドル円はほぼ横ばいです。
米長期金利の動きにあわせて大きく動きましたが、結果横ばいに落ち着いた感じです。

引き続き日米金利差と乖離があるのが気になります。

円は156円後半に上昇、CPI鈍化で米金利低下-FOMC後伸び悩む

日銀会合注目点:追加利上げ巡る植田総裁発言、国債購入減額の具体策

債券は上昇か、CPI受け米金利低下-日銀会合巡る不透明感は重し

原油

原油価格はほぼ変わらず横ばいです。
Bloombergによると「インフレ圧力の後退を示すCPI統計を受け、リスクオンの流れで買われた。」

とのことです。

引き続き、50日、200日移動平均線を下回っています。

注目企業決算/ニュース

ブロードコム、AI需要が収益を大きく押し上げ-株価急伸

オラクル株、上場来高値を更新-AIでクラウド事業に弾み


経済指標

昨晩は重要経済指標の米CPIの発表があり、総合、コアとも市場予想を下回る結果となりました。
内容を見ると、原油価格の下落の影響もあり、エネルギー関連が落ち着いてきています。

粘着性があるサービスも前年比ではまだ高いですが、伸びは鈍化している感じがします。
ただ、CPIの1/3(36%)を占めるシェルターは依然として高いのが気になります。

米CPIコア、2カ月連続でインフレ抑制示す-FOMCに朗報か

金利見通し

米CPIの発表の後、FOMCの内容及びパウエル議長の記者会見がありました。

前回3月FOMCの最新の経済見通し(SEP)及び、ドットプロットは大注目だったのですが
経済見通しでは、インフレ見通しと失業率が上昇しています。
やはり、インフレ退治は想定よりも時間がかかると見ているようです。

一方、GDPは変化なしで年率2%の成長を予測しており
景気悪化なしでインフレを鎮静化させる「ソフトランディング」を想定している感じがします。

大注目のドットプロットでは、前回の年内利下げ3回から1回~2回利下げと後退しています。
その結果、年末及び今後の政策金利が上昇しています。

上記経済指標、FOMCの内容を受け、金利見通しが変化しています。

・利下げ開始:11月FOMC → 9月FOMC
・年内利下げ回数:1回 → 2回

と変化しています。
少し市場は楽観的になってきている感じがします。

インフレはまだまだしつこいと思いますので、安易な利下げ期待は持てないと思っています。
引き続き、しっかりとデータを注視していきたいと思います。

FOMCは金利据え置き、24年利下げ予想1回に減少-来年は4回

【FOMC】予測はタカ派的だが議長会見は中立的-市場関係者の見方

FOMC声明:2%インフレ目標に向けては緩慢なる一段の進展

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