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2023ゴールデンウィーク。海外旅行からの学び

早いものでゴールデンウィークも終わりましたね。。。皆さんはこのゴールデンウィークはどのように過ごされたでしょうか?

私は久しぶりに海外旅行に行ってきました!2020年の海外旅行がコロナによってキャンセルされて以来、ずーっとこの時を待っていたんです。

コロナですっかり遠い存在となってしまっていた海外という場所。でも、たとえ円安であれ、物価高であれ、行ってみたかったんですよね、海外。

コロナショックを挟んで、世界はどう変わったんだ?
経済は?社会は?
そして、ツーリズムはどう変わっている?

みたいなことを年末あたりに漠然と思いまして、、、。思い立ったが吉日、フライトの予約を入れたというのが事の発端です。

ゴールデンウィークのような繁忙期であっても、早く抑えたもん勝ちなのがフライトチケットの世界。今回はLCCということもあって、円安ではありましたが、まずまずお手頃な費用で海外旅行を楽しむことができました!

今日のnoteでは、そんな久しぶりの海外旅行を終えて、私が感じたことををこのnoteに綴っていければと思います。

① 日本人の位置付けは下がってきている


一言で言うと、日本人はもはや「お金を落としてくれる最大顧客」といった位置付け(つまりロイヤルカスタマー)では完全になくなったということです。

ゴールデンウィークでしたので、到着した現地(ちなみに、ベトナム)の国際空港ではそれなりに日本人の姿を見ました。ですが、街へ一足繰り出すと多く見かけたのは中国人や韓国人、もしくはそれ以外の国からの旅行者たちの姿でした。私たち家族がある意味、一般的な日本人からすると少し特殊な動き方をしていた、ということも背景にあるかとは思いますが、それでもゴールデンウィークということを鑑みると、かなり少なかったように感じたんですよね。

また、現地の人から話しかけられたのも、中国語や韓国語が多かったのが今回の旅行での印象です。お店のポップなんかも中国語や韓国語を見かけることが多く、日本人が"ある意味で特別扱い・・・・されていた時代はもう完全に終割ってしまったんだなって思いました。それは、日本人が待っていれば・・・・・・最高のサービスが受けられる時代は終わったということです。つまりこれからの日本人は、自分の足で・・・・・権利やベネフィットを掴み取っていく必要があるということに他ならないということになります。

街で見かけた中国語の看板

② テクノロジーを使いこなせる人が強い


この旅で驚いたことの1つがGrabでした。(Grabとは東南アジアで展開されている配車運営サービスのことです。アメリカではUberが有名。)旅行者にとっては本当に便利、で安心かつ安価なのがこのサービスなんですよね。

アプリを開き、行きたい場所を打ち込んだり、ピンを落とせば、近くにいるドライバーさんがピックアップしてくれて、目的地まで連れて行ってくれる、そんなサービスです。アプリが目的地への誘導から支払いまで全てやってくれるので、ドライバーさんとは何も調整・交渉することはなく、でもタイムリーかつ丁寧なサービスが受けられるんですよね。

めちゃくちゃ便利すぎて、その結果、歩けば1kmほどの距離でも平気でGrabっちゃいましたw ^^;(初乗りも、日本のタクシー数分の1程度200円くらいのお値段)

秀逸なのはアプリに搭載されている機能。乗車場所確認のためのドライバーさんとのコミュニケーションも、アプリ内のチャット機能を使えばスムーズです。たとえこちら(サービス利用者側)が英語が話せなくても、またドライバーさんが現地語しか話せなくても、アプリに搭載された翻訳機能によってストレスなく調整ができるんです。日本のタクシーよりも数倍便利!普及するのも納得でした。

Grabのチャット画面(See translationを押すと英語に翻訳される)
ちなみにこのやり取りは、今いる場所のスクショ送ってといった内容です

また、他にもこんな体験も。

滞在したホテルでの出来事なんですが、そこでは宿泊者に、LINEを使ってレセプショニストが随時ヘルプしてくれるサービスがあったんです。困ったことがあればなんでもチャットしてください、ということでしたので、興味本位がてら使ってみました。やり取りはこんな感じ↓

ホテルのレセプショニストとのLINEチャット
(私が英語で相手が日本語というチグハグさw)

恐らく先方の日本語入力は、翻訳機を使っているのだと思いますが、それでもこうして直接的にチャットでやり取りできるのってありがたいですよね。今まででしたら、随時受付に行って聞くとか、部屋からの内線電話で問い合わせる、みたいなのが主流でしたが、自分のスマホで、チャットで聞けるのってほんと有難い!こうした新しいサービスに関して、恐れず積極的に活用できるかどうかが、これからの旅行の充実度やメリットを享受できるかどうかに大きく影響してくると感じました。

③ 値段は価値によって大きく変わる


当たり前のことを書いているように見えますが、実は私たち日本人にとって、この実感は低いのではないでしょうか?

最近でこそ、ディズニーランドが入場料を値上げしたり、優先乗車サービスなどで付加価値による値段設定を行ったりするようになりましたが、まだまだわりと最近の話って感じが私にはしています。

ですが、そこは海外。価格への反映は、急ピッチに進んでいます。

例えば、オレンジジュース

息子はこの旅で死ぬほどオレンジジュースを飲んだのですがw(多分10杯以上)、どこでオーダーするかで全く値段が違うんです。

一番高かったのはどこか?

答えは、空港です。

空港の、しかもセキュリティゲートを通った後のフードコートで買ったオレンジジュースがどこよりも高かった。

全部記録していないですが、ざっくりとはこんな感じ。

ダナンのカフェA・・・39,000 VND
ダナンのカフェB・・・39,000 VND
ホイアンのカフェ・・・70,000 VND
ホイアンのレストラン・・・72,000 VND
ホーチミンのホテル・・・109,000 VND
ダナンの空港・・・185,000 VND
※1VND = 170円くらいです。

通貨がVNDベトナムドンなのでイメージがつきにくいかもしれませんが、一番やすいダナンのカフェだと大体220円くらい、一番高いダナンの空港だと1,100円くらいのイメージです。日本人の感覚的には、まぁどれも許容できる範囲。だけど、空港ちょっと高くない?!って感じですかね。

でもよくよく考えていただきたいのです。どこで買うかで、ここまで価格差が出るものかと。価格差4倍以上ですよ、ヤバくないですか?(日本で言えば、ホストクラブのドンペリみたいなもんですよ、これ。)

こんなことが普通に起きているんです。

旅の最後に行ったホーチミンでのアフタヌーンティー。(なんでそんなんとこ行くねん!というツッコミはなしでw)ここでも面白い体験をしました。

このレストランでは、アフタヌーンティーが2名様分で3,000円ちょっと(厳密には、588,000 VND)で楽しめたのですが、実はつい3年前までは、2,000円ちょっと(厳密には、488,000 VND)で楽しめたんですよね。(実際この記事を妻が見つけて行ってみたんですがw)

えっ、3年でモノの値段が1.5倍になるの?!って思われた方もいらっしゃるかと思います。

いいんです!
(※画像はリンク先より引用しています。)

日本ではあり得ないことかもしれませんが、これが世界の現実です。需要が増えれば価格は上がる。経済状況が変われば価格は大きく変動する。これが普通のことなんです。

今回の旅では、改めてそれを強烈に感じさせられました。

だから、このダイナミックな変化に対応できる変化力を、自分自身も持ち合わせておかなきゃいけないなと。

キングコングの西野さんもつい先日のVoicyでお話しされていましたが、日本人がやっている過ち。それは、無意識に日本の銀行にお金を預ける・・・・・・・・・・・・ことだそうです。

日本に住んでいると、モノの価格がこれほどまでに変動するんだ、ということを感じる機会は本当に限られています。外の世界に行かないとわからないことが多いんです。

ですが、一歩海外に出れば、このことが身を持って実感できます。日本がいかに特殊な・・・環境下にあるかということが。

今回の海外旅行は、本当に目鱗な発見の連続でした。

まだまだ日本は捨てたもんじゃないと思いつつも、明らかに時代に取り残されて行っているなと。

多くの日本人が、これから多く海外を訪れ、多くの気づきを国内に持ち帰り、そして多くの生産性高いモノ・イノベーションを生み出すことを願いつつ、今日のnoteを終わりたいと思います。

今後も私は海外旅行を続けていきます!今後の投稿にも乞うご期待!!

今回も最後までお読みありがとうございました!!

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