見出し画像

日常に生きる。日常を生きる。

今日は久しぶりに会社の有給休暇を活用し、何もしない「OFF」の日を設けることにした。飛び石連休の月曜日、OFFるにもちょうど良いこの日。朝からなんだか気分がワクワクした。

どんな1日だった?

いつもの習慣(ルーティーン)は変えない。起床時刻、朝一のジョギング、英会話。いつも通りにこなす。

英会話で偶然にもフィリピン人の講師の先生から、「今日は休み取ったの?」と聞かれる。「もちろん取ったよ!今日は完全なOFFなんだ!」と半ば自慢げに答える私。休みだと思うと気分がなんとなく軽くなる。(仕事は嫌いな訳じゃないんだけど。)

早く起きた息子との会話。いつもはゆっくり目の彼もなぜか今日は早かった。昨日あんなに外を走り回ったのに疲れなかったのだろうか?いずれにしても、いつもにも増して朝支度にも余裕が持てる。あぁなんて素敵な時間だろうか。息子とここまで朝幸せな時間を過ごせたことがここ数ヶ月内にあっただろうか?

次は洗濯に掃除。これは私にとってお手のもの。でもいつもなら息子の朝支度と並行して行っているが今日は単独だ。時間に追われないというのはここまで違うものか。天気も相まって穏やかな朝のひととき。バックミュージックはカーペンターズ。アレクサに音楽を流してもらう。気分が安らぐ。在宅ワーク用のデスク周りも清掃。デスクにモニター、キーボード。配線周りの埃も拭き取る。今となってはすっかり在宅勤務の相棒である。「休み明けから、またよろしくお願いします!」と心の中で独り言。

気付けば午前10時。11時のオンラインアポまであと1時間。近所のスタバでコーヒータイム。「午後のOne more coffeeを見越し、今日はショートドリップだな。」とまたまた心の中で独り言。30分ほど、この後のアポに向けての一人会議。別に仕事のことじゃないから気楽なもの。「うーん、どんな話をしようかな?」「こんなストーリー構成はどうだろうか?」そんなこと考えながらiPadのメモに打ち込んでいく。目の先には友人同士なのか、カップルなのかわからない若い男女が楽しそうに話しながらパソコンに向かう姿。「勤務中なのかな?それとも大学のゼミのレポートでも作っているのだろうか?」そんな想像をしながら私も自分のテーマと向き合う。

時刻は午前11時。オンラインアポの時間。話し手は主に私。「家族」という私に最も近いところにある幸せについて話した。「朝から何も特別な予定を入れなくてよかったな。」と感じた。忙しさの中に生きていると忘れてしまいがちなのが、家族という大切な存在。そこからいただいている多くのGive。このところ特に精神的に余裕のない生活を送っていた私にとっては多くを学び、日々の日常生活に感謝する時間であった。私は明日から、いや今日からどう家族に「ありがとう」を伝えていけるだろうか。。うーん、なかなか答えは見えないけど、日々「実験」していくしかないな。そんな気づきを得た。

午後1時。少し遅めのランチ。「せっかくなので、近くのうまいカレー屋でも行ってみるか!」とまた心の独り言。列に並びながら、カレーを待ちながら聞きそびれていたVoicy、それにオンラインのマネー講座を視聴。トークテーマはそれぞれ違えど、共通しているのはGiveの精神。さっきまでのオンラインでのトークが蘇る。「自分は本当に世の中や周囲の人たちに相手目線のGiveができているだろうか?」ってまた考える。「どう考えてもまだまだだな。。」少し落ち込みつつも、少しだけ気合が入る。

午後3時。久しぶりのマッサージ。最近お気に入りの行きつけ店。「と言ってもいつぶりだろうか?」と思いつつも施術室へ。「1ヶ月ぶりですね〜!」と声を掛けられ驚く。「そうか、毎週毎週来たいと思いつつ、もう1ヶ月も経っていたのか。そりゃゴリゴリだわ(笑)」と心の中でまた独り言。いつも通りだが、気付けば爆睡(笑)自分の身体ももっと労らないとなぁと改めて実感。「次こそは間隔を開けないようにしたい!って多分開くんだろうなぁ。。」と帰り道でまた妄想。本日2回目のスタバでおかわりコーヒーをいただく。コーヒーがゆっくり飲めるのも贅沢な時間。「スターバックスさん、いつもありがとう。」

午後5時。もうそろそろ息子を迎えに行く準備。1日早かったなぁ。雨の降るいつもの通りを傘を2本。今日もいつもの暖かい妻の夕食が待っている。そんなことを感じることができた。

平日OFFを普通に過ごして感じたこと。

今日は本当に特別なことを何もせずに1日をいつもの街でいつものように過ごした。ただ1つだけ違ったこと、それは一切仕事のことを考えなかったこと。(メールを見ることもやめてみた。)これだけで、何気ない1日は思った以上に変化することを改めて実感した。

私が生きている中で本当に大切なものは何か?どんな時間が好きで、コミュニケーションが好きなのか?そして「仕事」や「家族」のあり方まで。忙しい時間の中で生きていると気づけなかった、日常の普通の日々がもたらしてくれる素晴らしさ、有り難さに立ち止まって気づくことができた。

私は1つのことに集中し出すと周りのことが見えなくなるタチだ。家族のことも、仕事の仲間のことも。それで気づかないうちに多くのものを失ってきたのかもしれない。信頼・絆・笑顔。今更ながらにあぁ情けないと思う。でもそれがリアルの自分なのだ。だから、「情けない」と腹の中で思いつつも前を向いて歩いていくしかないのだ。そう言えば昨日のVoicyで伊藤羊一さんが言ってた。「みんなすごい」んだって。私にだってすごいところもある(はず)。そう信じて前を向いて歩いていこう。でも明日はできれば1歩だけでも当たり前の日常にさらに感謝できる自分でありたいなと感じたとある1日の出来事であった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?