最近の愛読書ベスト3
愛読書で自己紹介、参加させていただきまーす!
人生ベスト3は選ぶのむず過ぎるので、ここ最近(1〜2年)の愛読書について書きます。
気持ちがラクになる がんとの向き合い方
高野利実
去年5月に乳がんが分かったとき、図書館で出会った本。ウェブ上のコラムで、読者や患者から寄せられた質問に答えた連載が書籍化されたもの。
私は外科で看護師をしていたはずなのに、患者の立場になると分からないことだらけでした。自分の病気について知るきっかけになった大事な本です。
がん疑い、診断→手術までは検査と待ち時間があり1ヶ月半ほどかかった。待ち時間がもどかしくてすごく嫌だったなぁ。その間にどういう検査や治療を受けるのか、決めることだらけになって(遺伝検査を受けるか、温存か全摘か、放射線・抗がん剤はするか、頭皮冷却はするか)自分にとっては何を優先させるべきなのか読みながら日々考えた。
知りたい情報がちゃんと隠さずに書かれていた。必要以上に不安にならず、楽観的に考えず、自分のための治療選択ができたと思っている。
上記は進行がんの患者さん向けて書かれた文章ですが、そもそも乳がんってやっぱり全身病なんです。乳がん認定看護師さんもちゃんと言ってくれましたが、しこりを見つけた時点で、リンパ管や血管を伝ってがんの芽がばらまかれてる(微小転移)。リンパだけじゃないの、血行にも乗ってばらまかれちゃうの。治療はステージとサブタイプ(がんの性質)で変わる。がんの芽が再発につながらないように、私には抗がん剤もホルモン剤10年も必要なことでした。
乳がんの特徴として、進行していくスピードが遅いがんというのもよく言われます。自分は抗がん剤の副作用も想像よりはるかに軽かった。脱毛と手足のしびれはあるものの、口内炎はないし、吐き気で何日も食べれなくて体重が減るなんてこともなかった。個人差もあるんだろうけど、きっと抗がん剤も対症療法(症状を抑える治療)も進化してるんじゃないかな?今私が受けている治療は、昔の人は受けられなかった最先端の治療なんだもんね。
もしも年齢がもっと上(子育てが終わっていて)で、副作用が辛くて生活の質が下がることがあれば、もしかしたらやらないっていう選択肢もあったのかもしれない。今後の自分の未来に、そういう可能性がないこともない。年齢が上ならがんで死ぬか寿命で死ぬか…がんと共存していくことができそうだから。
余談だが、これから読みたいと思っている本は、三谷幸喜さんの「ボクもたまにはがんになる」いいタイトルだなぁって、めっちゃ和んだ。さすが、有名なコメディ脚本家。ご自身の前立腺がんのおはなし。
1冊目への思い入れが強すぎて、長くなっちゃった。2冊目、PHPの小冊子。よくコンビニやスーパーなどで見かけて、気が向いたときに買う。値段もお手頃。
なんかちょっとメンタルヘルス的なテーマを扱ってることが多い。勉強にもなるし、自分自身の気分転換にもなる。いろんな人が出てくるから楽しい。
クリープハイプの尾崎世界観さんが、若者のお悩み相談でコンプレックスについて文章書いてて意外だった。夏井いつきさんの息子さんのエッセイもおもしろかったし、生い立ちがすごい凪良ゆうさんの言葉も心強い。
3冊目は絵本にしました。有名なこぐまちゃんシリーズ。
自分が子どものときは読んだことなかったんだけど、息子が好きだから良く読むようになった。これを図書館で借りてこればとりあえずハズレないってかんじ。私と息子の好みは当然違うので、息子のお気に入りに私が洗脳されたようなかんじ。
寝る前の読み聞かせって、やらなきゃなーって義務感がなんとなくあるんだけど、寝る前なんかもうHP残ってないから早く寝たいじゃん。笑
だからそんなに文字数もページ数も多くなくて、サラッと読めて、子どもも自分もどっちも楽しめる絵本が理想(わがまま)。こぐまちゃんシリーズはそんな理想を叶えてくれている。絵本の最後にある解説もおもしろい。絵本の意味づけ、子供の発達への働きかけが書いてあってなるほど〜!ってなる。
ちょっと書きすぎちゃった。お時間取ってすいません。お読みいただきありがとうございました!
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