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受け取る力
今日は久しぶりに、去年修了した大学院のゼミに参加した。
Zoomの参加ボタンをクリック。
今日のゼミの参加者は先生や私を入れて13名。
久しぶりに会う先生や先輩、後輩さんたちのお顔を見れてとっても嬉しかった。
ゼミっていいなぁと思って皆さんのお話を聞いていたら、あっという間に終わりの時間に近づいていた。
名残惜しいなと思っていたところ、
先生から、「では、最後に、ももこもこもこさん、論文投稿に向けてどんなことをしていたかなど、少しお話していただければと思います。よろしくお願いします。」と。
いきなり心臓がドキドキ、私は緊張すると胃に穴が開いた感覚になる。
え、どうしよう、何を話そう…!!
わたしがお伝えしたことは6つ。
【論文投稿に向けてやっていたこと】
①集中して作業できる時間を確保
平日は仕事があるため、少しずつ文献等を集めたり、データや結果を見直し、土日あたりに1日がっつり時間を確保して執筆した。
深く考え整理するためには、論文だけにどっぷり浸れる時間と頭が必要だった!!!
②こんなことを聞いても良いのかな、という疑問も恥ずかしがらずに聞いてみた
投稿規定についての初歩的な質問(字数、承諾書について)など、少しでも気になることは先生や投稿先の学会に問い合わせをして確認した。
そうすることで、モヤモヤが晴れて論文執筆だけに集中できた。
③自分と同じ分析方法で書かれた論文を参考にした
分析方法以外にも、対象者や対象人数も類似している論文をいくつか取り寄せて参考にした。
④期待せず、気長に取り組んだ
初めて査読結果が返ってきたときのコメントの多さにやる気がなくなってしまったけれど、いったん論文から離れて休憩。
一気に修正しようとせず、ひとつひとつのコメントにじっくり向き合うことにした結果、修正を通して考えが深まり、査読者に対して感謝の気持ちが大きくなり、コメントの多さが苦にならなくなった。
⑤自分の言葉で考える
査読コメントに対して、どうしても専門用語や論文らしい言葉で説明しようとして、難しく考えがちになっていたけれど、まずは自分の言葉で友達に説明するような感じで文章にしていった。
その後、論文らしい文章に整えた。
そうすることによって、査読者からのコメントへの返答についても、交換日記をしているような感覚で楽しく考えることができた。
⑥くじけそうなとき、パワーをもらう
わたしの場合は、ゼミに参加したり、ゼミのメンバーと連絡を取り合ったり、修士論文で必死だった時に聴いていた歌を流しながら、パワーをもらって執筆した。
こんな事をお話しした。
途中、自分でも何を話しているのかよく分からなくなったが、先生が最後に締めてくれた一言が本当に本当にすごかった。
(わたしのボキャブラリーが少なくてごめんなさい。笑)
「ここにいる皆さんは、誰かをヘルプするために勉強だったり、お仕事をされているけれど、それ以上に大切なことはヘルプを受ける力かもしれません。」
なるほどー!と思った!
私は普段、ヘルパーさんや訪問看護師さんにお世話になっているが、いくら利用者とはいえ、生意気な態度はとっていられないし、行き過ぎた言動をすれば、ヘルパーさんや看護師さんだって仕事とはいえ色んな感情をもつと思う。
だからといって、利用者さんがヘルパーさん達の機嫌をとって、言いたいことを言わない、言えないのもまた違うと思う。
ただ、先生が言っていた「ヘルプを受ける力」、また、修士論文の中間報告会などで、先生方からいただたコメントをどう受け取るか、その「受け取る力」によって、人は成長もするし、ストップもするとお話ししていた。
私は初めて論文を投稿したとき、本当に多くの査読コメントをいただいた。
そのコメントひとつひとつに答えていく作業に対して、途中で心が折れそうになったが、途中から査読者の方が言ってくれていることを直していったら、かなりわかりやすい論文になるんじゃないか!なんてありかたいんだろう!という感謝の気持ちに切り替わり、査読者が味方のように感じてきた。
(もともと、とってもありがたい味方なのだけど!)
論文が採択されたことはとても嬉しいが、それ以上にこの1年間、論文を投稿する作業の中で、「受け取る力」、「受け取り方」についてすごく大きな勉強をさせてもらった気がする。
論文関係に限らず、日常生活の中でも嫌なことや傷つくことを言ってくる人はたくさんいる。
けれど、その言葉をどう受け取って、どのように返していくか、そんな技術を身につけたらもう少し生きやすくなるのかなとか考えた。
ただひとつ、間違えたくないことは、あまりにも嫌なことを言ってくる人には、歯には歯を、目には目をで返したい。笑
本当にたまーにだけど、参加させていただけるゼミは、わたしのパワースポットです。
みなさんのパワースポットはどこですか?何でしょうか?
ではでは、また(*^^*)
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