見出し画像

浪越圧点【なみこしあってん】

何度かお話ししてることなんですけど、
なかなか一般的に理解されてないことなんでしつこいのですが、
いわゆる
「マッサージ師さん」
になるためには、
「あん摩マッサージ指圧師免許」という
国家資格を取得しなければなりません。
資格を取得するためには、
①国が認めた専門学校や大学なりで知識と技術の課程を修了した上で、
②年に1度(毎年2月の最終の土日)の筆記試験で60%以上の正答をえなさい。
という基準があります。
手っ取り早く言うなら
①学校ちゃんと卒業して、
②筆記でやる国家試験で合格しろよ。
ってことになるわけです。

で、この①に含まれるのが、
学校で定期的に行われる実技試験をクリアしなさいよ。
ということでもあります。
「〜の課程を終了し、、」って校長先生が読むフレーズ、
誰も聴いちゃいないけど、
なんとなく覚えてるあれです。
卒業するのには
学校ってのはなんかの「課程」を「修了」しなきゃいけない。
1年生、2年生、3年生で
1学期、2学期、3学期で、
期末試験があって、
3年生の3学期は期末試験がない代わりに
マラソンで例えるなら「心臓破りの坂」みたいなのを最後に登らされるような卒業試験ってのがあって、
それらの試験に合格してで「修了」なわけです。
ま、
当たり前のことなんですけどね。
ワタシは課程の過程の真っ最中なわけです。

もう一つ理解されづらいのが、
「マッサージ師さん」は
あん摩という技術と
マッサージという技術と
指圧という技術の課程を修了してで
マッサージ師さん。
なんですよね。

ってことで、
今日は指圧の期末試験でした。
浪越徳次郎さんという方が確立して
日本で発祥した指圧。
「Shiatsu」として世界でもその地位を確立しつつあるその指圧も
マッサージ師さんと呼ばれる方達は
世間での呼称の中には含まれてないからわかりづらいんですけど、
指圧の課程も修了してるわけで、
もちろん、ワタシも課程を修了したいし、
しなきゃならんのですけど、

そうだとしたら、
あ、そっか、
「指圧師」
でもあるわけだな。
ってですね、
あんまり意識したことがなかった呼称というか、
仕事というか、役割というか、
指圧師でもあるんです。
浪越徳次郎さんの功績やらを継ぐものでもあるのかな?
なんてこともチラッと思ったり。

そんなことを考えながら、
今日の試験に向けて
ー指圧する部位の順番は?
ーそこを何回?
ー母指は重ねるんだっけ?揃えるんだっけ?
ー重ねる母指は右手が上?下?
なんて確認をしてる中に、

浪越圧点【なみこしあってん】
という浪越徳次郎さんのお名前まで付いてる指圧術における、
大事すぎるであろう指圧点。
坐骨神経痛に良かったりで、
そこにピタッとハマったところをギューーってしてもらうと、
「キューー」って声が漏れちゃうくらいに
効くところなんです。
試験も当日になってですね、
iPhoneに細かく残してある指圧実技のメモを、
通学の電車の中で確認してて、

(あ、浪越圧点ね。)
(ん。知ってるよ。)
(あそこだろ?)
(ん、あそこだよな?)
(あそこ、、だよな。。。)
(ん、、、)
(ど、、、どこ、だったっけ??)
ってなっちゃって。

(ったく、何が指圧師だよ!)
って、自分にツッコミ入れといて、
学校入った瞬間に速攻でクラスメイトに確認して
試験は事なきを得たんですけど、

ワタシ、
死んじゃってる人は怖い。
ってたまに思うことがあるたちで、
ワタシのココロの声というかドタバタを
浪越徳次郎さんは聴いてたんじゃないか?って。
あの人、テレビじゃ笑ってる顔しか見たことありませんでしたけど、
怒ったらめちゃくちゃ怖そうな雰囲気ブンブン出てたじゃないですか。
あの人のデコピンとか殺人的に痛そうで、
怖い(^^)

いつしか、
よく頑張ったね。って、
あの笑顔の見本みたいな浪越徳次郎さんの方に
肩でもナデナデしてもらえるように
まだまだ精進が必要なようです。

ちなみに、

浪越圧点は、
上前腸骨蕀と尾骨の先端を結び
その前の下方4分の1のところ。
ちょっと専門的な言い方でわかりづらいでしょうから、
いつかワタシが、
ギューーってして、
キューーってなっていただきましょう(^^)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?