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実技試験で理解する大事【だいじ】なこと

ワタシもいよいよ3年生ってなことで、
来年の2月には国家試験を受けて合格をすれば
晴れてで鍼灸あん摩マッサージ師という国家資格を取得することになります。
それを持ってると開業することが出来るわけでして、
来年の春には、ワタシの治療院を開業しても良いよ。
ということになるわけです。
半年後のことなんですよね。
なかなかに、いよいよな時期に来たなぁって実感が連れてきたもう一つの実感が、

(オマエ、大丈夫??)
って自分が自分に問いかけによって鮮明になるやつで。

今日は3年生の2学期末の実技試験の初っ端。
鍼の実技試験。

3年生になっても、
やっぱりですね、
緊張するんです。
小生意気な言い方すると大した試験じゃないわけです。

チェックされる主な点は
①ワタシ(術者)の手指消毒の手順
②指定された経穴及び指定部位の正確な取穴
③指定された角度で鍼が刺せるか
④指定された深さに鍼が刺せるか
⑤鍼を刺す前、鍼を刺した後の先生(患者)への処置

くらいな感じなんです。
この辺って知らない人からするとちょいと難しいそうに読めるかもしれないけど、
知ってる人とか、なんなら鍼灸師の先輩方からしたら、
野球で言えばキャッチボールをちゃんとやれよ。
みたいな基本な話なわけで、
キャッチボールなんです。
ダブルプレーやれとか、ランニングスローしろとか、
そんなんじゃないんです。

これで、
緊張するんです。
半年後に開業をして良い3年生で、
51歳のなんやかんやでは色々と経験もしてきたおじさんが、
昨日まではぶったるんで焼きトン屋で酒飲んでたくせに、
今朝、学校に着いても
(今日のやつは余裕だよね。)
ってスカした顔してたくせに、
出席番号20番で大トリのワタシの出番が近づいてくるにつれてで、

緊張するんです。
顔はそん時もスカしてるんですけど、
なんならワナワナし始めちゃう。

てか、
大丈夫なんですかね??

って、
誰に聴いてんだ??
って話でもあるんですけど、
なんなら資格を所轄する厚生労働大臣に聴きたい。
や、
聴けないし、
聴かない。
「それ、ダメっしょ!」
とか言われたらヤだから。


このヤな感じってのを
大事【だいじ】
にしなきゃいけないんでしょうね。
経営者をしてる時になんかの本で教えてもらったかの話ですけど、
クレームってのが企業にとって大事なことなのだ。
どんなに小さなクレームであっても、それはとても大事な声なのだ。
大事なことを言い換えると
それは、
大事【おおごと】
として捉えて共有することなんだ。
そういう企業は成長する。
クレームを大事【だいじ】にせずに
大事【おおごと】だと捉えずに、
小さなことだからとして、
隠したり、潰したり、無かったことにしたりする会社は。。

みたいな話。

試験ってやつは、
逆に言えば、
隠したり、潰したり、無かったことには出来ないすもんね。
だから、
緊張するんでしょうね。

でも、
現場に出たら、
自分の手指の消毒を事細かにチェックする患者さんはほぼいないでしょうし、
「今、その鍼何センチまで入れました?」
「ちょっと測らせてください。」
なんて厄介な患者さんもいない、はず。
鍼を刺す前にその部位を軽く揉む
前揉【ぜんじゅう】も抜いた後の後揉【こうじゅう】も、
患者さんから、
「あれ、やってませんね。忘れましたか?」
なんて言われることもない。

今日チェックされた、
小さなことってのは患者さんの痛みをとるとか、
病気を治すとかって術の中では大したことのない話なんですよね。

小さなこと、
大したことないこと、、

(あ。。)
(小さいことも【だいじ】なことだったよな。)
(【だいじ】は【おおごと】だって誰か言ってたな。)
なんて感覚をですね、
今日改めて感じさせられた緊張感というやつから
改めて気づきが得られた気がするし、
半年後なのか、
もっと先なのか、
や、
治療だけに限らずで今日からでも明日からでも、
小さなことを有耶無耶【うやむや】にしようとする自分が現れた時に、
この改めての気づきや理解が、
その自分に注意をしてやれるのか。

この辺ってのが、
自分一人で治療院をやるにしても、
大事【だいじ】で、
大事【おおごと】だなと。

野球もやっぱりキャッチボール。
厚生労働大臣さん含めての法律を作る議員さんは、
法律を守ることから。
治療院は礼儀や消毒。

今日を皮切りに12月の初旬まで、
期末試験は実技が5科目、学科が5科目。
臨床実習試験に、第一次卒業試験。
試験大会!
緊張大会!
大事大会!

【おおごと】です^^;

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