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美味いもつ焼きをいただきました。

学校からほど近くに「立石」って駅があります。
葛飾区の小さな駅なんですけど、
いつからか安くて美味い飲み屋の聖地みたいなところになっちゃってます。
有名!って言い方じゃ言えてない
有名が過ぎるもつ焼き屋さんを筆頭に
立ち食いの寿司屋さんとか
鳥の半身揚げの店とか
目の前で皮をコネコネしてる餃子が美味い中華屋さんとかなんかの店は、

聖地へと遠方からやってきちゃってる呑助【のみすけ】たちの
半端ない行列がより聖地感を煽っちゃってて、
せっかくだから並んじゃおうって気が付け足されちゃって、
もつ焼き食うのに並んじゃう。
そんなところが、学校から近い。

これですね、
ワタシにとっては危険なわけです。
ワタシの場合は呑助どころか、
とっくり亭呑助って感じで屋号もありますから。
なんなら飲むのが「芸」みたいなもんですからね。
芸事に集中しちゃったら他は手につきませんから。
立石に昼間っから立ち入ったりしたら、
もういろいろどうでも良くなっちゃう(^^)
ま、
そこまてアホではないんですけど。
m(__)m

ただ、
学校終わって昼から立石に。
ってプレイはしてはならぬ感じはあるっちゃあるんです。

で、昨日なんですけど、
ちょいと学校に用事があって昼過ぎに用事は済んだ。
今日は春休み。
お天気良し。
ん。
はい。
いいんじゃん。
ってことで、
立石へ(^^)

大行列のもつ焼きさん屋さんです。
30分くらい並びましたかね。
回転は早いんです。
その辺は何度か利用したことあってで知ってる。
あ、
知ってます。
完全な立ち入り禁止区域ではありません。
たまには入ってます。
立石に。
そろりと(^^)

接客冷たいんです。
なんか怒ってる?
みたいな接客です。
メニューもよく分かりません。
注文の仕方も独特だったり、
看守に見守られてもつ焼き食べる刑務所の食堂みたいな図です。
でも、
これさえもこの店の名物みたいなもんで、
(あー、ここで今もつ焼き食ってるー)
的なやつがビールももつ焼きも
より美味ーくしちゃってる気がします。
で、
美味かったんです(^^)

昨日はそこの大将だと思われる
80歳くらいなのかなー?
年齢はわからないけど、
この人がこの店をここまでにした人だろうなオーラが、
そーっと出ちゃってる人の前に座ったんです。

こうなると、
つまみはもつ焼きだけじゃなく、
その大将の所作[しょさ】がつまみになっちゃいます。
美味いんです。
その大将の所作というつまみ!

濃くないんです。
だからって薄くもない。
硬くないしやらなくもない。
美味いだろって誇張はしてないけど、
美味いよねって自信がある。
ルールはあるけど縛ってるわけじゃない。

普通なんです。
すごく。
「まんま」なんです。
とても。
その「まんま」が美味い。
美しい。
カッコいい。

そうやってもつ焼きの方を味わってみれば、
大将と同じ味なんですよね。
余計なことしないんです。
きっと豚は新鮮で美味い素材ってことにガッチリこだわってて、
濃くもなければ薄くもない
その素材を愉しんでね。
って商品なんですよね。
美味いんです。

素材悪いからってんで、
味が濃ゆくしたり飾ったりって、
ん。
どうも、
残念ですよね。
でも、でも、
そうやって腹を満たさなきゃいけない時だってある。
ん、
そうやって生きることもある。

けど、
やっぱり美味いのは
「まんま」
のやつ。

だよなーーー!
ってですね。

お会計の時なんですけどね、
大将がワタシにお釣りを渡してくれる時です。
目の悪いワタシを気遣ってくれて、
左手でワタシの手を取って、
右手でお釣りの600円をワタシの手に乗っけてくれる。
ごくごく
ふつーに。

美しいですよね。
それじゃ、褒めてないか。

やー、
美味かったです!


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