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「全国の地域おこし協力隊を巡る日本一周取材旅大報告会&映画製作作戦会議」開催レポート

2019年5月17日に、鹿児島市のTegeラボ(MBC南日本放送本社別館)で、
全国の地域おこし協力隊を巡る日本一周取材旅大報告会&映画製作作戦会議が開催されました。

2011年1月1日から
「2020年までに全国公開作を撮る」と公言している、南大隅町地域おこし協力隊OBのヤマダイ監督こと山下大裕が、次回作である全国初の地域おこし協力隊を題材とした映画製作の取材のため2019年3月3日から50日かけ、自らが運転する軽自動車で日本全国を回り、各地の地域おこし協力隊を直接取材しました。


今回のイベントはその50日間の取材旅についてヤマダイ監督本人が語り、更にイベントに参加していただいた皆さんと共に、ヤマダイ監督の次回作のタイトルとストーリーを勝手に考えよう!というワークショップも開催。

鹿児島市内外から29名が参加。
現役の地域おこし協力隊やOB、学生や社会人など様々な方が参加してくださいました。公式Facebookページからの生配信も含めると、更にたくさんの方にご覧いただきました。

当日はヤマダイ監督の取材旅の終了を祝い、いよいよ始まる地域おこし協力隊を題材にした映画制作への期待が高まる時間となりました。


日本一周取材旅のスケジュール

2019年3月3日に鹿児島県を出発し、50日後の4月21日に沖縄での取材を終え、全国の地域おこし協力隊を巡る日本一周取材旅が完了しました。

途中大小様々なアクシデントがありながら、無事当初の目標である47都道府県 全ての地域おこし協力隊に会いに行くという目標を達成しました。


大報告会 開会の様子

まずは当日の進行を務め映画制作の応援者でもある、鹿児島天文館総合研究所Ten-Labの永山由高さんより、開会の挨拶と自己紹介。続いてヤマダイ監督の自己紹介へ。

その後参加者の皆さん同士で2〜3人のグループになり、それぞれ自己紹介。


その後、永山さんから参加者の皆さんへ問いかけが。
「ヤマダイと今日初めて会う人?」
「ヤマダイ制作の映画を見たことある人?」
「予告編含め、まだ見たことない人?」

参加者の中には
「映画を見たことはないけど、監督自身は知っている」という方も。

会場ではヤマダイ監督の3本目の監督作、
敦賀市観光ショートムービー「いつか、きらめきたくて。」の予告編を上映。


ヤマダイ監督の詳しいプロフィール

「ヤマダイ監督について更に知ってもらおう」ということで、監督の詳しい紹介へ。出身地や鹿児島に移住したきっかけ、地域おこし協力隊になった理由や、日本映画大学在学中のエピソードについて語りました。

学生時代に制作した映画「SNOWGIRL」「弥生の虹」の話題では「当時、周りの人に鼻で笑われることもあった」というエピソードが。

それでもやってやる!と自ら目標を掲げ、達成してきた姿に「今のヤマダイらしさを既に感じる」と進行の永山さん。


日本一周取材旅について

続いて日本一周取材旅について、「旅を一言で表すと?」と聞かれると
「もう一度やれと言われてもできない。それぐらい色々なことがあった」

「なぜ全国を回ることに決めたのか?」という質問には
「全国初の地域おこし協力隊の映画を撮ろうという時に、鹿児島の協力隊を取材しただけで映画化するのは一映画監督として無責任だと思い、それならばいっそ47都道府県全ての協力隊に直接会いに行って取材しようと決めた」

2月初旬、全国の地域おこし協力隊へヤマダイ監督自身のSNSで呼びかけたところ、半日ほどでたくさんの反応が。

出発日の3月3日時点で3分の2ほどのアポが決まった上で出発できたことに対して「協力隊のこのスピード感がとても好き!」と話していたのが、印象的でした。

印象的な旅のエピソードについて

そして話題は、各地で出会った地域おこし協力隊について。
ヤマダイ監督「本当に多種多様、いろいろな人がいた」

日本各地のローカルで活動する地域おこし協力隊。それぞれの活動については各自治体ごとに異なるので、その特性も様々。

びっくりするようなエピソードや、感動するお話し。中には「ちょっとそれは…」というストーリーもあり、日本全国を回ったからこそのリアルなエピソードばかりでした。

現在5,000人規模の地域おこし協力隊。制度を運用する総務省によると、今後8,000人規模へ拡大する見通しです。それに対してヤマダイ監督は
「闇雲に数だけを増やすのは危険」とも。

これから映画制作を通して、監督自身のメッセージが地域おこし協力隊に関わる様々な方に届けられると思います。

ここで会場は、一旦休憩に。

47都道府県、全ての新聞を展示

会場内には鹿児島県東串良町の現地域おこし協力隊が撮影した写真や、ヤマダイ監督自身が取材旅の道中全国で集めた、47都道府県の新聞が展示されました。

「なぜ各地の新聞を?」とヤマダイ監督に尋ねたところ
「新聞であれば都道府県名や日付が入っているので日本一周の証明にできるから」とのこと。


映画の構想まるはだかトーク

休憩が明け後半は、
ヤマダイ監督の次回作のタイトルとストーリーを勝手に考えよう!というワークショップへ突入。

まずは映画の構想について、会場からヤマダイ監督への質問タイムとなりました。

「主人公の設定は?」
「映画監督として大切にしていることは?」
「監督自身が感じる地域おこし協力隊の問題点は?」

と様々な視点からの質問に、時々考えるシーンも。


映画のタイトル、ストーリーを考えてみる

質問タイム終了後は、参加者同士5〜6人のグループに分かれ、作戦会議へ。

全国を回った監督が印象に残ったエピソードや、監督自身のことを知った上で映画の構想を考えてみます。15分間の作戦時間の中でどんなタイトル、ストーリーが生まれたのか。

作戦会議終了後は、各グループごとのプレゼンへ移ります。


映画の構想について、プレゼンタイム!

4グループそれぞれの代表者が、前に出て映画の構想についてプレゼンしました。

1グループ タイトル「ただいま、おかえり」
2グループ タイトル「メガホン」
3グループ タイトル「町のリアル、人のリアル」
4グループ タイトル「明日、なくなる村」
5グループ タイトル「雄川の滝」

また生配信中のFacebookページからもコメントが。

ハシモトさん タイトル「只今 -tadaima- 」
ショーさん  タイトル「こんなやつらが」


全ての発表が終わり、
ヤマダイ監督「どれもいい。みんな映画撮ればいいのに」

それぞれのタイトルやストーリーについて、監督の感想を全体へ共有。

どのストーリーもリアリティがあり、スピンオフとして映画制作したらおもしろいだろうなあという内容ばかりでした。


そんな中、ヤマダイ監督自身の現在の仮タイトルは「泣こよかひっとべ」

これは「ごちゃごちゃ考えてないで、やってしまえ」という意味の鹿児島弁で、ヤマダイ監督が好きな言葉の一つとのこと。

お知らせ

最後に会場では、ヤマダイ監督からお知らせ。

2019年6月9日から、映画制作費用のためのクラウドファンディングをスタートします!

目標は500万円。クラウドファンディングプラットフォーム Readyforにて、all-or-nothing形式にて行います。

今後の詳細については、映画2020公式Facebookページやこちらのnoteアカウントでも随時お知らせしていきます。


以上、全国の地域おこし協力隊を巡る日本一周取材旅大報告会&映画製作作戦会議、開催レポートでした。

当日の様子は、公式Facebookページに配信アーカイブとして映像が残っているので、お時間ある方はそちらもご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
ヤマダイ2020映画プロジェクト、今後の動向もぜひ、ご注目ください!




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文章担当:かざり

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