フクばーちゃんの思い出(発声編)

お世話になっているサークル掲示板での返信が、いつの間にか祖母の思い出語りになっていたので、編集・転記しておきます。

@久留米のお姉さんへ
咽に来るときはやっぱり、「言いたいこと言えてないのかな」って思いますよね。

何かで読んだ情報では、歌ったり(カラオケは、だからかなりイイのですよね!)声を出したりが咽の健康維持にいいそうで。

なかなか……という人は、「人に聞こえない程度の囁き声を発する」「音読してみる」のも良いそうです。


そう言えば、亡きフクばーちゃんは、時おり新聞を音読してました。
「こげんとが、けぇちゃったが(こんなのが書いてあったが)」と私や母に読んで聞かせたり。

あと、「いただきます」「ごちそうさま」
「ありがとう、おおきに」「おやっとさあ(ご苦労様)」
「キレイキレイなったねえ」「べっぴんさんじゃ」
「良か風じゃ、いいあんべ(良い塩梅)じゃ」などをよく言う人でしたわ。
返事があろうが、なかろうが。何かに対する独り言の時も。

鹿屋市で夫の亡きあと、何年も一人暮らししていた時の習慣だったのかも、と今にして思います。
あと、習字紙に自分で書いた「般若心経」を、毎朝、お仏壇の前でかなり小声で読み上げてました。(自分の婚家のお仏壇の世話ができるうちは)

生家は神道、婚家は何とか言う(今、思い出せません)仏教の一派で、
夫を弔ったのと舅や姑の法事と、娘の婚家(私の実家)は浄土真宗なんですが。

「なんで般若心経なの?」と聞くと「分からんどんからん(分からないけれど)、良かち聞っから(良いと聞くから)」と答えてました。
何でも良かったのだと思います。
弔えて、自分の咽を調整できるものであれば。

そんなことを思ったので、今日、自転車を漕ぎながら、「人に聞こえない、口もなるべく動かさない、囁きの歌」を歌ったりミュート(消音)したりしてたのでした。
(以下略)


ウチは、お風呂から上がると「いいお湯でした」「サッパリしましたー」などと言うのですが。(それで夫に風呂上がりを伝えるともなく伝えられるので便利!)

そして、娘をお風呂から上げる時(小学部ですがまだ能力的に2歳児の部分があるので、拭きつつ拭かせないと濡れてるのに着てしまうか、着ようとしない)、
「キレイになったねー」「キレイキレイなったね」と言いながら拭いてやるのは、やっぱり、フクばーちゃんの影響だなぁと思うのでした。

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