見出し画像

早めの初恋

皆さんはいつからゲイだって自覚を持ち始めたのだろう。


私はわりと早くて、保育園の時から男の子が気になってたのを覚えている。


だから初恋も早かった。

小学生低学年のころから、ずっと仲良しの3人組がいて、その内の1人の事が好きだった。
かっちゃんって言うんだけど。

よくゲームとかいっぱい持ってて、家も大きくて、遊びに行くと絶対お菓子とジュース出てくる
そんなヤツ周りに1人はいたよね?

かっちゃんがまさにそれ。
しかも色白でパッチリ二重で髪の毛ぽやぽやのかわいい子。


「仲の良い友達」と言う建前でベタベタして、抱きついたりしていた。

パッと見は子供のじゃれ合いに見えたかもしれないけれど、私は何時だってガチだった。笑


お泊まり会とかしても1人だけ完全にチ〇コをおっ立てて、今思うとショ〇系の薄い本顔負けの状況だった。笑

このままずっと一緒に居たいなぁ
そう思っていたけれど、

私が小学校3年生から4年生に上がる時に引越しの関係で転校することになって、かっちゃんとも離れ離れに。

小っ恥ずかしくて素っ気なくサヨナラしたんだけど、

後に母から聞いた話では、
かっちゃんが「離れるのが嫌だ」って、私のいない所で泣いてくれたみたいだった。

それを聞いて何だかむず痒くて、切なくて、
言い表せないくらい心の中がモヤモヤした。

会えなくなる寂しさだけじゃなく、きっと自分の中に常にあった下心と、それなのに相手は親友と思ってくれてた罪悪感と、良くも悪くも「親友」にしかなれないという悲しさがあったんだと思う。


今でもたまにかっちゃん元気かなぁなんて思い出す
あの頃の一緒に遊んだ夏休みは今も永遠。

そんな少年期。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?