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平成を振り返る season4

第四回。これは4/25の締め切りのものだ。
しかしもうそれも過去の話。私は今を生きる。
今回も長くなってしまった。

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season4ということで、20歳〜30歳の話です。
平成後期。私は大学生だったり社会人だったりでした。

入学も進学も人より倍も時間がかかり、20〜28歳まで学生でした。
29歳になってようやく社会人、晴れて東京デビューです。
もともと東京で働くって気持ちはほとんどなくて、関西・東海エリアで就活をしていました。

そんな私が何故東京で就職したかと言うと、うまいこと会社に受かったから、これに尽きます。
それでなければ今もまだ西日本に住んでいたのではないかと思います。
あんまり色々個人情報書くと中の人が誰なのかわかる人にはわかってしまうので濁しますが、東海エリアで学生を約10年していました。10年!正確には8年。

浪人して入った大学生活はもう本当に天国のようでした。
どちらかと言うとルールがしっかりしている家だったのですが、そういうのが煩わしくて一人暮らしのできる、かつ親がなかなか来れないところを選んでいました。

あまり人見知りするタイプではない私は、入学式やら最初のガイダンスで速攻友達を作り、サークルどうする?部活にする?どこ住み?てかLINEやってる?みたいな感じでグイグイ距離感を縮めていきました。ちなみに当時まだLINEは存在していなかったです。
あと喫煙をしていた関係で喫煙所仲間というか、そこでも交流の場があったりで対人関係は比較的良好でした。
結局音楽系の部活に入り、大好きだった音楽に改めてどっぷりハマり、友達と夜な夜なモンハンしたり、朝まで楽器吹いたり、充実した日々を送っていました。充実しすぎて留年したけど。アハハ!

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私が大学に入学したころはまだガラケーを使っていて、SO906icsだったかな、CyberShotの超イケてる携帯を使っていました。めっちゃ写真綺麗だった。
で、忘れもしない2008年7月某日、私はiPhone3Gを手に入れました。

当時はまだ「ハァ〜?iPhone〜?ガラケーが最強っしょ〜」みたいな雰囲気が凄かったのですが、新しいもの好き・目立つ・なんか良さそう、というような理由で購入しました。わざわざ東京に行って!!
iPodとかは普通にもう浸透していました。まだギリMDもいたかな。
だから、Appleの製品で、しかも携帯電話?スタイリッシュ!てな感じで即決でした。ただ、まだiPhone一本だと色々都合が悪かったりして、2台持ちしてました。MMSとか使えなかったんよね最初。@i.softbank.comみたいなメアドでね。懐かしい。
この辺から私のゲイとしての活動が盛んになってきました。
今回はその辺の話をメインにしていきます。

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私のゲイ活動?というのか、そういうののデビューは、2ちゃんねるでした。
最近は5ちゃんねるって言うんだってね。へぇ。

今はどうなってるのか知らないけど、当時は同性愛サロン・同性愛板・大人の同性愛(18禁)の三つがあって、よく見てました。ガラケーで。2ちゃんねる用のブラウザアプリがあったんだよね。iMonaだっけな、なんかそんな名前のやつ。
そこで色々と情報を仕入れていて、ROM専だったんですけど楽しかったんですよね。んで、「メンミクに招待し合うスレ」みたいなのを見つけて、ROM専だった私は勇気を出して書き込みをしました。

まだまだ全然Mixiは流行っていて、高校の友達とか、大学の友達とか、ガンガン繋がっていました。終盤サンシャイン牧場ばっかりになってしまっていたけど。
SNSの主流はMixiで、Mixi内にも男性同性愛者のコミュ二ティがあることは知っていました。ですが、如何せんそちらと繋がるわけにもいかず、キーワードを検索してゲイ男性を見つけ、非公開になっていなければ日記などを読ませてもらって足跡を消して去る、という忍者みたいな活動をしていました。

んで、メンミクですよ。
男性同性愛者による男性同性愛者のためのSNS!こんなん絶対やってみたいやんけ!となり、捨てアドやらを用意して、メンミクに招待してもらいました。
招待してくれた人は2ちゃんねるで出会ったわけですが、それ以降の記憶が無いんですよね。招待してもらってフェードアウトされた感じだったかな?
メンミクを始め、内気な僕が徐々に交友関係を広げていき…いつしか大型アカウントへ…というわけでもなかったのですが、たしかメンミクには「最新の日記更新リスト」みたいなのを見れる機能があって、毎日新しいブログがポンポン湧いてくる感じだったんですよ。

これはつまりどういうことかと言うと、日記の更新頻度が高く、かつ内容が面白い、となると読者の増加、ひいてはマイメンミクとなる人が増えていくわけですね。なんかYouTuberみたいだな。
私もそういうのを狙って、わりとコツコツ日記を書いていました。面白い人の日記を読んで、文章を参考にしたりとか、更新を楽しみにしている人が現れたりとか、まぁ楽しかったですね。
それで、細々と続けていく中でマイメンミクが増えていき、地元で活動していたゲイ男性と初めて会って、初エッチしたりしました。エッチ!
そういえば今でもその人とは繋がりがあって、時々様子を確認したりしています。初めての男性と今でも連絡取り合えるなんてステキじゃない?ウフフ。
そうでもないですね。久々にご飯誘おうかな。

で、iPhoneの話に戻るのですが、メンミクで日々を過ごしていた僕が日課の2ちゃんねる巡りをしている時、たまたま知ったアプリがGrinderでした。
今思うとここでガラッと人生変わりました。iPhone持っててよかった〜。
この記事読んでる人は大凡ご存知だとは思うのですが、GrinderはiPhoneのGPSを利用した出会い系アプリです。その中でも先駆け的存在。
まだiPhoneの普及していない日本で、しかも男性同性愛者である私が、男性同性愛者の出会い系アプリをやってるなんて、なんという偶然か、って感じでした。
当時はまだ全然ユーザーがいなくて、アプリ画面の2行目ぐらいには台湾人とか韓国人とが表示されてたんですよね。

なかなか顔出しするのは怖かったのですが、見てるだけじゃつまんない!と思って顔出しをし、外国の方とメッセージのやりとりをしたりして楽しんでいました。つたない英語で。
超狭いコミュニティなもんだから、新規ユーザーがすぐわかるんですよね。「おい!知らない顔だぞ!集まれ!」みたいな。徐々にGrinderユーザーが増えていくのを日がな見つめていました。

んでんで、しばらく経った頃、どうやら近所にGrinderユーザーがいるっぽいぞと。近所っつっても車で行かなきゃしんどいぐらいの距離でしたけど。
このような田舎で!Grinderをやっている方が!しかも男前!と、興奮しながらメッセージをした覚えがあります。
結局Grinderを通じてその人と会うことは無かったのですが、そこで私はまた新しい世界を教えてもらいました。

そう…その名も…twitter … (ゴゴゴゴ…)

twitterの存在は名前だけ知ってる、という状態で、まぁMixiもメンミクもあるし〜Grinderだってアツいし〜140文字呟くだけって短すぎ〜という気持ちでした。なのですが、twitter気軽だし楽しいよ〜ってことで登録してみて、そのGrinderの男性がフォローしていたゲイ・ノンケ関わりないアカウントをフォローして、流れるタイムラインを読んでいました。
結局何呟けばいいの?って気持ちはぬぐい切れませんでしたが、ただ読んでるだけでも楽しいし、そのコミュ二ティ内で流行ってる言葉?とか、毎夜じゃれあってる様子とかが面白くて、だんだんとハマっていきました。ネタクラスタ、なんて言葉があったりね。もう思い出せないけど、なんか色々あったような気がする。
結局その男性とはtwitterをしばらく続けた上で、ノンケの人とのオフ会で初めましてをしました。もっと早くリアル出来たはずなのに、twitterを挟んで会うってのがちょっと面白かった。この人も今でもちょくちょく様子を覗いています。

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そこからはもう、ほぼtwitterだけの生活でした。
この「つれづれつづり」もtwitterを経由して知り合った方に企画してもらって乗っかっているし、今私が所属している音楽のバンドもtwitter経由で知り合った人と繋がったことによって叶っているし、twitterで私の人生は大きく変わりました。今でも続いてるしね。

メンミクもGrinderも、今どうなっちゃってるのか、よく分かりません。まだサービス続いてるのかな?Grinderはまだありそうだけど。UIとかも変わってるんだろうなぁ。

結局twitterに大ハマりした私は、なんか面白いこと呟こうとか、楽しいことで盛り上がっている時にはなるべく参加したいとか、そんなこんなでtwitterでの活動が増え、いつしかフォロワーも増え、出会いあり、別れあり、笑いあり、涙あり…となるわけです。8割ぐらいは楽しい記憶が多いかな。twitterだけに特化してつれづれ綴りたいぐらいなんだけど、そうなるともう超大作になっちゃうので今回はやめます。番外編として書こうかな。

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私の平成後期、それは大学、SNS、社会人。とにかくこの三つでした。
社会人になってからの話ほとんどしてないけど、特筆すべきものがそんなに無いんですよね。わりとホワイトな会社に勤めさせてもらってますので、例えば会社がブラックすぎて腹いせに全人類滅ぼそうと思ったとか、そういうのは無いです。
めちゃくちゃ自分に合った仕事だな〜とは思いませんが、職場での対人関係も不満無いですし、働きやすいし、満足満足って感じです。強いて言えば不労所得で暮らしたいんですけど、そう言うわけにもいかないので、働けなくなるまでは働こうと思います。ぐらい。まじで。
もし転職とかしたらまたガラッと人生変わりそうだけど、今はそういう気持ちも無いです。

次回は第5回ということで、平成のまとめと、新元号『令和』に向けた話をしようと思います。早いものでもう5回。全5回なので、次回でおしまいです。
ですが、また別のテーマでつれづれつづることになりそうなので、その時はまた読んでくれると嬉しいです。

ていうか、第5回の締め切りももう終わっていて、まだ手もつけていないのですが、まぁ、おいおい、ね。ふふ。


ではまた次回。


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