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4ヶ月,そして新たなる日

先週は色々と目まぐるしい考え方に変化のある1週間だった。前回,こちらの方も書いていた不貞腐れている後輩の件。私の中で色々と影響があって,私の方から理解して貰おうと声を掛けた事で終止符を討った。

まずは,Audiobookで何となく購入した『1万人の人生を見たベテラン弁護士が教える「運の良くなる生き方」(西中務 東洋経済新報社)』を流し聴きしている中で頭の中に入ってきた事が影響し,

こちらに関しては,「運を下げない為にはなるべく争いごとはしない方が良い」と白黒決める弁護士さんの方が語っている点が印象的だった。白黒ついた後に運気が下がるらしい。私の中で人生設計だけ予め作っておけば,私の現在抱えている問題は無駄なことをしているような気になったのだ。

もう一つは,以前に私の書いたnote『22歳のキャリアデザイン』に書いたのだが,私の応援してきたバレーボール選手の岡山シーガルズの渡邊真恵選手の現役引退発表からの,現役続行でPFUブルーキャッツへの移籍報道を目にしたのも影響にあった。

この報道には私の心をオセロに例えると,面白いように黒が白に変わっていく流れを感じた。私より20歳下のバレーボール選手の進路なので,大きく影響を受ける方が可笑しいのかも知れないが,まるでジブリ映画の主人公のように応援したくなるような選手だったので,きっと私にとって影響を与えてくれた選手なのだろう。



さて,そんな中で職場での話に戻るが,当時の状況を軽く再現すると,仕事中,私と別の後輩と2人でトラックに乗って仕事を進めていたのだが,こちらの仕事を手伝いたいと後輩宛に○○君から電話が掛かってきた。

正直,会社の○○君に対しての対応は未だに納得はいかず,その辺では全く気持ちの良い結果では無いのだが,私の職場として給料を貰っているというのも事実であり,それならば向かい風で進めるよりは,無風の中で仕事をしていた方がエネルギー的に楽なので賢い選択をしてみようかなと思うようになっていた。

この後輩に関しての怒りという部分ではほぼ無い。個人的には彼の発達課題として先輩として経験していた方が良いという部分も感じ,そこから逃したくは無いという思いもあったけど,職場の上司が「臭い物に蓋」思考で,そこに振り回されている部署。後輩達も呆れている部分もある。こういった部分では職場の上司は私にとっては「毒親」何だと思ってしまう。

私自身,彼が仕事を辞めるなら辞めるで良いし,辞めないなら辞めないでそれはそれで良い。私自身もいつまで働くかも分からない職場な為,つまり私はこの問題には介入してはいけないと,そういう気になってしまったのが正直な思いである。それよりも自分のキャリアデザインを考えようと思うようになった。

今回の1件も,4月から書いていたがそもそもが私に対しての心的境界線オーバー(ラインオーバー)が私に対しての大きなストレスになってしまった事が距離を置くきっかけになった。なので,彼とは歩み寄った上でその部分だけは貫かせて貰おうとそんな思いになった。



そんな事で私の方から声を掛けることにした。
私「お互い4月5月6月7月って,嫌な思いをしてきちゃったね。俺もその時その時のメンタルの影響で,もし不快感を与える言動なんかがあったのなら,本当に申し訳無かったね。嫌な思いさせちゃったね。ごめんね。○○君はこの部署のベテランだし,慣れない俺なんかは凄く助かってるよ。辞めるなんて考えないで,俺なんかよりも長くこの会社やっていって欲しいな。」
○○君「いいえ,いいえ。フレンドさんも慣れてきますから大丈夫ですよ」
私「それにしても4ヶ月は長かったね。疲れちゃったよね」
○○君「ははははっ。」


その後に東京五輪の話題などをして,職場に戻ることになった。東京五輪もコロナ禍での開催に関しては個人的には大反対だったのではあるが,こういったギクシャクした雰囲気を変える効果としては,良いテーマにはなった。スポーツで得る感動は大きな薬にもなるのだろう。

私は,トラックから降りる際に○○君の背中を数回叩きながら声を掛けた。
私「俺より先にやめんじゃねーぞ」
○○君「ははははっ。」

そして上層部からの差し入れの缶ジュースを○○君の分も1本掴むと,彼が休んでいる車の方に持っていった。

もうひとりの後輩には「感動しました」「映画観ているみたいでした」「フレンドさん凄いです」「泣きました」などと涙目になっている後輩もいましたが,私もこの日は疲れたのが本音である。



彼の問題は,私の方ではどうしてあげることもできないし,職場の上司の考えも私とは開いているので,きっとこれから誰も彼を支えてあげることはできなくなってくると思う。彼自身も,私以外にも天敵を作っているので,この部分をどうするかを自分で変わらなければいけないように思う。

最初に書いた22歳の女子選手が,自分で現役への進退を決めているように,○○君は私の2歳下の40歳。昨年は,彼が前に出ることができない部分に関しては,私が全面サポートをしてきたように思う。私の方も昨年の4月に異動で今の部署に配属されて1日でも早く仕事を覚えたいという気持ちもあった為,こういったメンタル部分に関してフォローしてあげたかった。

しかし,それで私の方も壊れてしまっては,どうしようも無い。なので,それから私の方は声を掛け続けているが,肝心な部分が自分で乗り越えていくしか無いのだろう



私の弟も早生まれでの来年40歳。○○君とは同い年。そういった部分もあって,余計に気にはなってしまう。2人に共通するのは,引きこもり歴があるということ。うちの弟に関しては現在も働くことが出来ていない。その弟も,私が先月話を聞いてきた。某引きこもり支援の方で,就職支援をお願いしようと一歩踏み出そうとしている。まだまだ結果はどうなるかは分からないが,2人とも何かすらの影響での「対人関係スキルの不足」を,これからどうやって克服していくのか。

これからも気にしながら見ていってみたい。

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