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Photo by
uranus_xii_jp
歩みは濡れて
息をする雨の中に
花が色をつける場所
やがて朝も昼も夜も
境もなく錦は織りなす
足音は雨音と一つとなり
屋根を叩く紫の糸紬
傍に立ち手を振る姿
川面を霞め錦を置く場所
私は息をするたびに
私が姿をあらわして
私の息の大きさに
私の肺は満たされる
声を出そうか泣いてしまうか
笑い合おうか目を反らそうか
私の色は決められているのか
私は衣を脱ぎ捨てたいか
濡れて迷うは潤う呼吸
群れていようと孤独な私
紫 陽 花 とバラバラに
あじさいと読んで呼ばれるこの姿
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