嘘だろホロライブ...。夜空メル氏と運営について

先日夜空メル氏がTwitterを更新し、匿名での迷惑行為の被害と経緯を報告した。こちらで要約したが、本人のためにも本文を読んでいただけるとありがたい。

メル氏は面識のある関係者から誹謗中傷などの迷惑行為を匿名で受けていた。↓

警察に相談するも、サポート側であるはずの人たちは配慮に欠けた言動をしたり、メンタルケアを怠っていた。↓

サポート側と相手側で示談及び措置をとったが、メル氏に対しての連絡は督促した上での事後連絡だった。↓

今年3月からは相手側の迷惑行為はなくなり、解決に向かっている。終。

まず、解決に向かっていることは何よりであり、対外報告があったこともひとまず良かった。ここでは運営の動向を慎重に取り上げ、私の感想を交えてなぜここまで事態が大きくなってしまったのかを考えていきたい。

前置きとして、この件で最も責められるべきなのはメル氏でも運営でもなく、加害者であることをお忘れなきよう。

サポート側って何?

本文中のサポート側という表記に私は疑問を覚えた。本文中の「事態解決に協力して欲しかったサポートをしてくださる筈である方達」とはつまり「運営」のことではないのか。これが「警察」である可能性は低いと思うのだが。

したがって、ここでは、サポート側を運営と仮定して話を進める。

運営から圧がかけられている!と邪推をのたまうわけではないが、なぜ「運営」という表記ではなくこんな曖昧なものにしたのか、疑問の残るところではある。

なぜ要求をないがしろにしたのか?

曰くサポート側が加害者側へ措置を取る際、彼女はサポート側に対して慎重な姿勢と内容の事前連絡を要求した。しかし、メル氏への連絡は事後だった上に、本人の督促によって漸く伝えられたものだった。これには本人も遺憾を表明している。

迅速な対応は褒めるべきだが、本人を介していなければ何の意味もない。報連相が欠けていたことは重大な事案であり、運営は改善に努めるべきだ。

また、本人が督促して初めて連絡が得られたというのも問題だ。通常業務があったのかもしれないが、他のVtuber事務所を見ても分かるようにライバーとファンあるいはライバーと運営に関する問題を放置することは、ファンの運営不信が加速することに繋がりかねない。

運営元のカバーが人手不足であるのは、私も十分承知している。それでも、こういった問題に対応したり、ライバーへのメンタルケアを施す部署なり役職なり設置するべきではないのか。

身内の悲劇

彼女は「何度も関わりがある身近な方」から被害を受けていたと報告している。また「私の個人情報が知られていること 私のスケジュールを把握していること」より、運営内部の人間であると思われる。

嘘だろ?って思った。

本当であれば、運営の信頼が揺らぎかねない大問題である。加害者側の動機が何にせよ、運営内にそのような人間が存在すること自体、深刻なことだ。本人としてもかなりのショックを受けたことだろう。

加害者が外部の人間であれば事態はもっと早くに解決されていただろうし、おそらく運営が解決に手間取っていたのは内部の人間であったことが大きいだろう。

ライバーを傷つけ、運営不信を加速させた加害者の罪は重い。

唯一の救い

メル氏がツイートする前日、ホロライブの運営元カバーはタレント(ライバー)への誹謗中傷やプライバシーの侵害について法的措置を取ることを表明した。

私としては「やっとか」という思いだ。

他にも、ライバーへのセクハラについても審議していくべきだろう。これについてはまた別の機会に話そう。

まとめ

こういった悲劇が起きてしまったのは、運営内部に悪辣な人間がいた事が原因だ。しかし事態を大きくしたのは、人手不足の運営の中で必然的に優先順位付けが必要となり、結果ライバー本人を二義的なものとする空気が蔓延したことではないだろうか。

ライバー第一主義であれば、本人へのサポート及び事前連絡を欠かさなかったはずだ。また、人手が足りていたら、喫緊の課題に対応する余裕があっただろう。

私が以前執筆した記事にもあるように、私は常に運営に懐疑的である。どれだけ運営が有能であろうと、ある程度「ライバーに適切なサポートができているのか」「不祥事に対して正しい措置を取るのか」という牽制を、ファンはし続けなければならない。

ホロライブ運営が今回の問題で浮上した欠陥を基に、速やかに策を講じることを願う。

ぜひ忌憚なき意見を聞かせていただけるとありがたい。以上だ。

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