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日詩 うた日記 2022年2月のまとめ

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一日一詩 毎日投稿しているうた日記の2月まとめ
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記事一覧

【一日一詩】 だって

だってそうだって そうじゃなければ 止まったままの季節 まだ冬の欠片が道端にのこり 春の香…

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【一日一詩】 小島

湖に浮かぶ小島よ 火の神が産み落とした島 それは怒りではなく恵み 今 湖の淵から眺めるあな…

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【一日一詩】 秘密駅

誰もが知らない 誰かが知ってる 秘密の駅 眠ってる間に 通り過ぎてしまう 起きてる時には 現…

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【一日一詩】 時と空気

時をよむ 空気をよむ 時に流され 空気が流れる 時は時に気まぐれで 空気は時に気難しい 時…

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【一日一詩】 おしゃま姫

おしゃまなあの子が アッカンベエ あの子はかわいいおしゃま姫 今日も真っ赤なワンピース お…

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【一日一詩】 約束

約束は自分とする 他人と約束しても それは契約に過ぎない 裏切りは他人ではなく 自分を欺…

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【一日一詩】 間欠泉

溜めた熱が一気に噴き出す それは溜めた鬱憤 それとも情熱 全力で走り続けるように 休んでいるのは また走り出すため 留めた思いが一気に溢れ出す それは隠した憧れ それとも青春 全力で走りきれるように 休んでもいい また歩くことから はじめよう

【一日一詩】 ハーベスト

海をのぞむ 塩の香りと 草の香りが混じり合う 空を見上げる 浮かぶ雲と 流れる雲が混じり合う…

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【一日一詩】 森

森は全てを知っている 森は全てを語らない 人は森に教えられ 人は森から全てを学ぶ 森から生…

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【一日一詩】 バス

今この時に生きるものは 運命共同体 同じ時を生きている 同じ路線バスに乗り合わせたように …

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【一日一詩】 七飯男

七度の飯を食う男 朝朝昼昼晩晩夜 ガッツリ食って ガッツリ眠る 七度の飯を食う男 月火水…

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【一日一詩】 星が落ちた町

星が落ちた 大きな星が 落ちた跡には池ができ 池の中には城がたつ たった城には桜が咲いた…

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【一日一詩】 七星

七星を北の夜空に浮かべてみれば はるか彼方の時を想う それは過去であり それは未来であり …

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【一日一詩】 恥じて生きよ

恥じて生きるを恥じることなかれ ただ生きよ 生きることは元来恥じること 恥じてはじめて生き得るのだ 恥じて生きるを恥じることなかれ ただ生きよ 恥を忘れて生きることほど 恥ずかしい生き方はない 恥じて生きるを恥じることなかれ ただ生きよ 恥をかいても恥じるを見せるな 恥は己れにしまっておくもの 恥じて生きるを恥じることなかれ ただ生きよ 恥じるは他人を思うからこそ 他人の恥じるも共に恥じよ 恥じて生きよ ただ生きよ