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音を感じるくらし

耳をすます。

息を吐いて、吸う、その間。

静けさから音が生まれる瞬間、

しん、とした空気が震えはじめる。

そっと耳元を撫でる風のように、

あるのか、無いのか、気のせいだったのか、

そんな微かなしらせ。

言葉という確かな形になる前の感覚、感情、兆し。

大切な瞬間を感じる。

その連なりを生きる。

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