墓地と人面犬。
久々に36時間くらい仕事していたので、家に帰ってたらソファでうつらうつらしてしまった。
家で夕食を食べて、21時くらいに寝たが、1時くらいに起きてしまった。ので、明日の仕事を前倒しにやっている。
こんなときくらい、朝まで爆睡したいものだ。今度病院で診てもらおうかな。
最近、作業部屋に籠っているときは部屋を真っ暗にして、キャンドルをつけてることが多い。
暗い方が編集に集中できる気がするのと、ちょっといい匂いでも嗅いでたいので。なに言ってんだおっさんと思うかもしれないが、世の中のおっさんだっていい匂いに癒されたいときだってある。サウナだって香りは重要だ。ただ蒸されるだけではない。
このキャンドルは表参道のスパイラルの雑貨屋で買ったもので、わりと気に入っている。
そういえば、No.9といえば
昔このアルバム持ってたな。。。会社のあった外苑前の、ベルコモンズの地下の雑貨屋で買った。ベルコモンズってありましたよね、タクシーで1000回くらい言ってたけど実際には2、3回しか行ったことないですが。今では普通に「南青山三丁目」って言うんですかね。
最初に勤めた会社はスキーショップジローのあたりでした。ノリピーが逮捕された際には会社の前に報道陣が押し寄せて、都会コエーと思ってました。2008年頃の話です。向かいには朝までやってるオリエンタル料理の店があって、夜中によく行ってました。なんか、山盛の白っぽい細麺の焼きそばを出すとこです、今懸命にgoogleで検索したけど出てきませんでした。店名が思い出せない。
まぁそんな2008年の頃の話。
社会人一年目の私は、朝から朝まで毎日アホみたいに働いてました。どのぐらい働いてたかというと、明け方にオフィスを出ようと思ったらセコムが作動してて屈強な完全武装に取り押さえられたことが何度かあります。これは長時間労働会社のくせに「セキュリティとかちゃんとしないとな」と勘違いした誰かが深夜にセコムをONにして帰っちゃったんですね。私、いるのに。
とある日。夜中に同期の仲間と星条旗通りの入り口のかおたんラーメンを食べ、同僚はタクシーで帰宅し、私がオフィスに戻ろうとしたとき。
本来であれば外苑西通りをまっすぐ北へ向かえば着くのですが、青山霊園をショートカットしたら早いんじゃないか、と思い、墓地へと歩み入っていきました。なんとなくの方角へ、ノリピーのいたマンションの方向へ、とぼとぼ歩いて行きました。
ふと気がつくと、
「やたら歩いてるなぁ」
と不思議に思いました。
あたりを見回しても、先ほどと同じく遠くにマンションが見えてて、暗闇の中にぼんやりと街灯に照らされた徳と土地の高そうな墓石が並んでいます。
「さっきと風景が・・・変わってない」
どうやら墓地の中をぐるぐるしていたようで、考え事をしていたこともあり、うっかり行って来いしてしまったよう。
再び青いうさぎマンションを目指します。
しかし、やたら遠い。
そういえば会社の先輩に、深夜の青山霊園は幽霊が出ると聞いていました。赤坂トンネルへ向かう道のあたりで、東幹久に似た顔の人面犬が出るとのこと。そんなのに遭遇したら100パー笑います。
幽霊とか宇宙人とかはお会いしたこともございませんが、存在を気にしたこともございませんが、なるべくなら会話は避けたいところです。
やたら長く感じる墓地ゾーンを抜け、見慣れた桜並木の裏路地へと出ました。
会社に帰ると、歩くと通常20分程度のところが、なぜか2時間経ってました。驚きです。たぶん1.5Hくらいはどこか別の次元にいたのでしょう。
大人になればなるほど、幽霊とかUFOって見なくなるし気にもしなくなりますよね。私も普通の人なので、子供の頃にそんなものに怯えた夜もありますが、大人になってから気にしたことはございません。
でも幽霊を見てみたいとか、宇宙人いるなら会ってみたいとかはあります。単純な好奇心です。
数年前に田舎のお年寄りにAIの話をしたらオカルト扱いされたことがあります。AI美空ひばりは、確かに幽霊に感じるかもしれません。そこに個人的な感情や思い出を投影することでアレは立派に「蘇っている」感があります。
逆に、再現技術のテクノロジーを軸に話すとあれはただの人工音声とCGの掛け合わせにしかなりません。そこに視聴者の心を入れ込むからエンタメとして成り立つわけで。
何かを作るとき、そこにはたくさんの技術があったとしても、最終的に心のスイッチを入れれる感情のロジックを入れ込まないと。
そんな当たり前のことを、日々心がけて作品を作っていきたいなぁ。
今日も試写だ!今日は早く終わったら新橋のアスティルに行ってととのいたい。あと人面犬には遭遇したくはない。
人面犬といったらこれですね。
馬場さんかっこよかったなぁ。
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