21w1d_入院2日目、お見送りの準備

2019/12/10 tue

入院2日目。
外がうるさいのと、さすがに緊張しているのか細切れ睡眠しか出来ず。寝た気がしない。
朝夫からライン。
娘はまだ夜のおむつが外れていないんだけど、履かせ方が悪かったのか2回もおもらししたらしい。前途多難なスタートだが、夫よ頑張ってくれ。

午前中、ラミナリア2回目の処置。
昨日の3本を抜いて、新たに7本入れる。抜くのもわりと痛い。
つい下半身に力が入って逃げ腰になってしまう。力抜いてね〜と言われる。
昨日よりは本数も増えたので痛かったけれど、まだ耐えられる。
子宮の開き方は順調とのこと。
午前中は眠くてほとんど寝て過ごした。

午後は持ってきた雑誌を読んだり、棺に入れる折り紙作り。鯉のぼりやかぶとを作った。
ふと、手形と足形を残したいなと思い、今から何か準備できないかとネットサーフィン。
インク塗って拭き取るよりも、粘度にぺったんする方が簡単だし負担も少ないかも?と気付く。
夫に相談し、紙粘土を100均で探してもらうことにした。
夕方、個室に空きが出たのでお引っ越し。
ナースステーションからも遠くなり、だいぶ静かになった。

ラミナリア3回目の処置。13本入った。
様子を見ながら「まだいける、もう一本いける、最後にあと一本」という感じで
勢いでぐいぐい入れて行く感じ。
さすがに歯を食いしばる。どうしても緊張で力んでしまうけど、意識して力を抜くと良いみたい。「このままだと明日出産できるかな」と先生。
明日ですか!?とびびる私。木曜か金曜と聞いていたので、油断していた。
2人目だから子宮の開きも早いのかもしれない。
慌てて夫にライン。
出産後は市役所に死産届けを持って行き、火葬許可書をもらい、火葬の予約をして、さらには保育園に保育理由の変更届をしたりと、夫には頼まないといけないことが沢山ある。
明日の持ち物などを確認する。

実家の母にも連絡。
遠くに住む実母が、明日から3日ほど来てくれることになっていた。
思いがけず明日出産になるかも、と連絡すると、明日の朝イチの新幹線で向かうとのこと。
おかげで心強い。

——

夕方、夫にはお迎えのあと娘と一緒に花屋さんに行ってもらった。
娘には「ママにお見舞いのお花を選んで」と頼んだけれど、本当は棺にいれてあげる花。
娘はまだ何も知らないけれど、お見送りのお手伝いをして欲しかった。
娘セレクトで可愛いアレンジメントを作ってもらった。
夕飯の後も、おばあちゃんたちと一緒に折り紙をたくさん作ってもらった。
これも一緒に棺に入れる。寂しくならないように、賑やかにしてあげたかった。

保育園の先生から聞いたそうだが今日お絵描きの時間に、パパ、ママ、自分、赤ちゃんの、4人の絵を描いていたそうだ。何も言ってあげられませんでしたと先生は言っていたらしい。
夫に話を聞き、さすがに泣けてきた。
楽しみにしているのに、答えてあげられなくてごめんね。
本当のことを言えなくてごめんね。
寂しい思いをさせてごめんね。


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