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私が休職するまでのはなし#2

内定をもらってから入社までの一か月は、近場で観光をしたり喫茶店でゆっくりしたりと好きに過ごした。

入社初日は東京の本社へいきなり出張だったが、翌週からは地元の事務所に出社だった。

出社してから2日ほどは事務所の皆さんに挨拶したり、自分の配属になる部署の上司にシステムの使い方を教えていただいた。

私の上司も配属部署の構成員も全員すべて女性で、私を入れると15名ほどいた。

私の席は端っこの席で上司や先輩で囲まれていた。先輩の中でも一番社歴の長い人たちに囲まれていた。上司や先輩たちは気軽に声をかけられる雰囲気ではなかった。

東京で勤務していたころ、仲の良い先輩・後輩に囲まれて仕事をするのが当たり前だった私にとってはこの時点で緊張だった。事務所にいる時の私は借りてきた猫状態だった。

暫くすると事務所にいるだけで、おなかが痛くなり始めた。「私ついに盲腸?になったのでは?どうしよう。おなか痛い。。。。」と考えるも、声に出すことはなくずっと黙って座って痛みを我慢していた。

家にいても腹痛は続いたが、事務所にいる時よりは和らいだ。きっと新しい環境でのストレスだなと感じた。

腹痛は2週間ほど続き、徐々に収まっていった。

つづく。


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