海の奥深く

海の中にいた

私と彼がまぐわい済んでいったあと

眠る時の格好のままで海の中に入っていた

魚がたくさん、泳いでいるのがみえた

大きい生き物が私と彼の方を向いて泳いでくる

クジラさん……？

クジラはゆっくりと泳いでくる🐋

ーおまえたち　よぉ来たな

ゆっくり遊んでいきなさいー

（クジラのからだから男のような声がからだに反響しながら出てきていた）

はい、ありがとうございます😊😊

クジラはふたりの前を泳いで通り過ぎていった

ふたりでもっと奥へ進んで泳ぐと少し静かな場所になった

あぶくのような、泡がたくさん出ている場所へ出た

あぶくの中が何か回転しているようで泡がすごかった

ここはどこ？

〈海の奥の深い場所だよ。
いつもは隠れてみえなくなっているんだ〉

この回転しているような泡はなんなのかしら？

〈輪廻転生で使うものかな、、〉

輪廻転生？
ここで生まれ変わるというの？
（海から生まれてくるとはいうけど。。）

〈いや、俺もはっきりとしたことは思い出してはいないんだけど、そういう装置だったかもしれない、、〉

ふぅーん( ・－・)
私　知らないな。

〈kayoはわからないと思うよ〉

どうして？

〈男のものにしかわからない場所だから〉

なんで？

〈鍵を握っているのは男だから〉

あぁ～！確かに。
男は鍵を持っていて、女は鍵穴だもんね。

✨✨✨

〈この奥に行くよ。話があるんだって〉

ふたりで泡の奥の方へ向かって進んで泳いだ

そこで景色が変わった

ﾟ.+:｡◦◦.+:｡ﾟ.+:｡◦◦.+:｡ﾟ.+:｡◦◦.+:｡ﾟ.+:｡

しーん、とした海の中にいた

魚も何も泳いでいない、ただ、海の中

海の色しかみえない　海の中の景色

～お話をきいてください～

女性の声が聴こえた

《おまえたち　

よくぞここまで来たのだな。

ようやくこの海底の

この場所までたどり着いたのだ》

水の中で話すようにくぐもって水が揺れているような声で、姿はみえないけれど大きい男の人が話していた

雷神様のような雰囲気。。を感じた

ここはどんな場所なのですか？

《ここか？

ここは皆が知り得ない場所なのだ。

皆が大きくなれば忘れ去られる場所なのだ》

そうなのですか……

《おまえたち　なぜここまで来たのかわかっているか？》

はい、

《これからおまえたちが未来へ行くための通過点の場所だから、しっかり話を聴いておきなさい☝️》

はい。

◦…¨*▫◦…¨*▫◦…¨*▫◦…¨*▫◦…¨*▫

→次回へ