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生理学 シナプス伝達の特徴2


みなさん こんにちは🌞

生理学の火曜日では、今週もシナプス伝達について確認します。

座学で必死に覚える内容は臨床に出ると、普段は触れないものも沢山あります。
触れなくなれば、その内容は確実に忘れていきます。
そして、臨床力を上げるために何か知識を加えようとした時に
忘れてしまった内容が足を引っ張るのです。

勉強をし続けるのは難しく感じるかもしれません。
ですが、毎日5分、さらっと記事を読むだけでも復習になります🎃!
そして、今確認しているシナプスや神経の範囲は記憶や学習に大きく関わる分野です。
脳や神経の仕組みを再確認して、効率よく知識を増やしていきましょう💪✨


今週の問題


問 シナプス伝達の特徴として誤っているのはどれか。
(あ第18回)

1 シナプス遅延がある
2 一方向性に伝達される
3 反復刺激後増強が起こる
4 疲労しにくい


こちら、前回復習した内容が答えなので先にお伝えします
正解は 4 です。
では、残りの選択肢、確認しながらシナプス伝達について
先週よりさらに詳しく覚えていきましょう!!


シナプス遅延がある


これはシナプス伝達の特徴の1つです。

興奮がシナプスを通過するのには一定の時間(約0.2m秒)がかかるため
「遅延」という言葉が使われています。
これでも十分早いですね😳


一方向性に伝達される


これもシナプス伝達の特徴の1つです。

興奮は神経終末からシナプス後細胞に一方向に伝えられます。

画像1

参考文献:イラストでまなぶ生理学 医学書院


反復刺激後増強が起こる


いきなり難しそうな単語です。

これは、テタヌス後増強 とも言います。
どういうことかというと、、

興奮を伝える1つ目のシナプス(シナプス前神経)を連続で刺激すると
シナプス→シナプス間で興奮を伝えるときに必要な
神経伝達物質の放出が増殖します!!
すると、、しばらくの間、シナプスの伝達効率が上昇するんです😳

そして、興奮を受ける2つ目のシナプス(シナプス後神経)に
大きな電位(=興奮性シナプス後電位:EPSP)が発生します⚡️

つまり

刺激を沢山加えると(=反復刺激)
シナプス後神経で(=後)
大きな興奮性電位が発生すること(=興奮伝達の増強)

ということですね!

長い単語は噛み砕いて覚えましょう😉


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