息子の喜びのポーズ
1歳9ヶ月の息子は、もっと幼い頃から写真を撮るときに、人差し指をほっぺにつけたり、両手をほっぺにあて、小顔のポーズをしていた。かわいい。が、息子は男だ。誰も教えてないはずだ。そもそも家族や身近な人で、このようなポーズを取る人はいない。
さて、そんな息子はここ2週間ほどで、喜びを体で表現するようになった。
ちょっと前までは、普通に手を叩いてパチパチしていた。
それが最近では、両手を伸ばして斜め後ろにし、膝を少し曲げ、上半身を少し前に曲げる。まるでスキージャンプのポーズだ。これをにっこにっこ笑いながらする。
そして嬉しさが頂点に達すると、キャーキャー言いながら、両手を斜め後ろにしたまま走っていく。
とってもかわいい。
この喜びのポーズが出来上がるまでには過程があった。
ここ1、2ヶ月、4歳の娘が椅子やベンチの上から下に敷いた布団に向かって『ジャンプ!』と言って、飛び降りることにハマっていた。そしたら息子もそのマネをして飛び降り始めた。正しくは最初の頃は、落ちていた。
そしてどこで憶えたのか、いつの間にか両手を伸ばして斜め後ろにして、『ジャンプ!』と言って飛び降りるようになった。その頃はペンギンみたいだった。ファーストペンギンみたいに、その場足踏みを何回かしてから飛び降りていた。
息子が飛び降りると、私や母などが手を叩いて褒めていた。それを何回もやっていくうちに、息子は着地してからもスキージャンプのようなポーズをとるようになった。「うんうん、そうやってジャンプしたんね!上手だった!」と言って私や母が褒めると、息子はとっても嬉しそうな顔をした。
息子の頭の中では、スキージャンプのポーズをすると褒められる=嬉しい、となったのだろう。
こうして今の息子の喜びのポーズが出来上がったのだと思う。
さて、次はどんなときに、どんなかわいいポーズをしてくれるようになるやら。
楽しみだ。
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