あらためて言おう。ロックは死んだのである♯49
バンドをやめたい。それなのに10年が経つ
このアルバムを作成したのがいつ頃だったのかをもう覚えていない。2011年頃から曲を作り始めて数える程度にはライブもした。アルバムを作ることがバンドをする上で重要なことだとわかっていたのにできなかった。正しく言えばやらなかったのかもしれない。
OSMOはライブをほとんどしない。そうなったのはライブハウスで経験したほとんどが意味のないことだったからだ。バンドマンと呼ばれる人たちは理解できない人ばかりで、戦っているように見せて逃げている人たちだった。いずれこうなるとわかってはいたけれど、当時活動していたバンドはほとんどが解散してしまった。
終わりが逃げているのか、自分が逃げているのか。本当は知っているのに知ろうとしないのか。そんな逃避がこのアルバムの曲を作っているのかもしれない。
どれだけ高い服を着ても、流行を押さえたとしても、周りが見せたいものを見ているだけなのかもしれない。バンドをやっている人達のせいにしたことはたくさんあったが、それが事実でもあった。大学から音楽を始めたが周りにいた人たちはほとんど辞めてしまった。それが正しいとも思うし、深みがないなとも思う。長い時間をかけてやってきたことが何にもならず、とりあえず完成しているような状況はどうなんだろう。埋もれてしまうinstagramのストーリーよりはマシかも知れないが、そんなものと比べないでほしいとも思う。自分が楽しければいいのに反応が悪ければやめてしまうのはどうしてなのだろう。追いかけても追いかけても追いつけそうにない。何年経っても同じ状況だ。
誰もが英雄になれる。今日の間だけは。そして終わりは逃げ続ける。
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OSMOの1stミニアルバム『End on the Run』はPaul McCartneyの『Band on the Run』というアルバムからから拝借した。とりあえず何年かやってきたことはこの一枚になった。
このnoteも12月の頭から書き始めたものがやっと今になって出来上がった。うまく表現できなくても続けることで見えてくるものがあるのかもしれない。いずれその時間が自分を救うことがあるのかもしれない。かもしれないという可能性にかける姿勢に救われることがあるのかもしれない。
隠すように投稿したい。
noteの閲覧ありがとうございます。リンク先からサブスク等での視聴、Twitterフォロー、コメント等よろしくお願いします。
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『End on the Run』 OSMO
1.ブルジョワヒエラルキー
2.アンブレラ
3.I love you baby
4.クソビッチは死んだ
5.知らない街
6.グル
7.Corpses & youth
『現在』を飲み込んで音楽として消化するロックバンド・OSMOのファーストアルバム。
終わりは逃げ続ける。
今を変えていく者たちだけが知っているのかもしれない。
そして彼が話す言葉は残されていない。
雨が降る中で祈る者もいれば、時代に流されていく者もいる。
どう感じるのだろう。どう映っているのだろう。
いつかの日のためにこの晴天を隠し持っていたい。
隠していた本質を見透かしてしまいたい。
群衆の中に僕らはいるのだろうか。
崩れていく光景に答えはあるのだろうか。
昨日のように、全てはまだわからない。
さらば青春。終わりは逃げ続ける。