即興音日記#166「ぜんぶがひとつ」ミュージックビデオに寄せて

前半部のギターを思いついてから、どう弾こうか、どんな言葉を歌おうか、頭の中で少しリハーサルをしました。
じゃあ撮ろうと思って表現し始めたら、いきなり、リハーサルしていたイメージとは違う始まり方をしました。そんな自分に少し驚き、同時に嬉しくなりながら、次どうしよう、次どうしよう、と考えながら、楽しみながら、また今日も歌のようなものを表現しました。

よしやるぞ！と思って取り掛かるのは、しんどい。
だから肩の力を抜いて、さらっとやりたい。
これは165曲目も、この166曲目も、同じです。

今この部屋で生起したことをそのままに。受け入れながら。
即興＝作曲。作曲することは生きること。
心臓が動いている／生きているこの事実に、音痴だとか、間違ったとか、やり直したいとか、ないので。

即興音日記#166「ぜんぶがひとつ」フジサキヒロカズ
improvised daily music#166 ”everything becomes one thing/one person” fujisaki hirokazu
2023年9月10日　自宅録音／自宅録画