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【漢方】竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

【漢方のきぐすり】竜胆瀉肝湯
 https://www.kigusuri.com/kampo/kampo-care/019-39.html


 竜胆瀉肝湯の竜胆(リュウタン)はリンドウの仲間の地下部から調製される生薬名です。竜胆の薬能は清熱燥湿(セイネツソウシツ)と瀉肝(シャカン)です。
 瀉肝は肝気(カンキ)が停滞して熱化した肝火上炎(カンカジョウエン)を瀉して(移動させて)熱を冷ます薬能です。この肝(カン)は気(キ:生命活動を維持する基本的要素)を全身に巡らせる働きを担う漢方の五臓です。
 そこで竜胆瀉肝湯は竜胆を含み、肝火上炎によるのぼせ、いらだち、頭痛などを軽減する清熱瀉肝の薬能を意味しています。

 [上記【漢方のきぐすり】竜胆瀉肝湯より抜粋]


【日経メディカル】【漢方のエッセンス】
竜胆瀉肝湯
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/di/digital/201307/531447.html


 今回、解説する竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)の名には、君薬の名と効能の両方が含まれている。本方の君薬が竜胆、効能が瀉肝というわけだ。瀉肝とは、精神情緒や生理機能の調整をつかさどる五臓の肝(かん)の失調により生じた病邪、特に熱邪を除去することを指す。ストレスや暴飲暴食により生じた熱証を改善するのが本方である。肝と表裏の関係にある六腑の胆(たん)の熱も瀉する働きがある。竜胆にも「胆」の字が含まれており、竜胆瀉肝湯の名は掛詞(かけことば)のようで美しい。

 [上記【漢方のエッセンス】竜胆瀉肝湯より抜粋]

【大山漢方堂薬局】竜胆瀉肝湯
 https://ohyama-kampo.com/cat006/926/


【おくすり110番】竜胆瀉肝湯
 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200142.html


【成分】竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)の成分抜粋
・竜胆 : リンドウの根及び根茎。
・車前子(シャゼンシ) : オオバコの成熟種子。
・山梔子(サンシシ) : 梔子(クチナシ)の果実。
・黄芩(オウゴン) : コガネバナの周皮を除いた根を乾燥したもの。
・木通(モクツウ) : アケビ(木通、通草)のつる性の茎を輪切りにして乾燥させたもの。
・沢瀉(タクシャ)  : サジオモダカの塊茎(かいけい)を乾燥させたもの。

【漢方ビュー】【生薬辞典】
車前子(しゃぜんし)  https://www.kampo-view.com/syouyaku/sa013


【日本漢方生薬製剤協会】【生薬の解説】
山梔子(さんしし) https://www.nikkankyo.org/seihin/shouyaku/06.htm


【日本漢方生薬製剤協会】【生薬の解説】
黄芩(オウゴン)  https://www.nikkankyo.org/seihin/shouyaku/01.htm


【養命酒・生薬百選】木通(モクツウ)
 https://www.yomeishu.co.jp/sp/genkigenki/crude/081024/


木通(モクツウ) : アケビ(木通、通草)のつる性の茎
【Wikipedia】アケビ
 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アケビ


【漢方ビュー】【生薬辞典】
沢瀉(タクシャ)  https://www.kampo-view.com/syouyaku/ta002




【草花】リンドウ(竜胆)




【参考】
【経絡】足の厥陰肝経 (あしのけついんかんけい)
 — The Liver Meridian of Foot-Jueyin —
Wikipedia> https://ja.m.wikipedia.org/wiki/足の厥陰肝経


【ながの鍼灸接骨院】東洋医学 ~正経十二経脈 足の厥陰肝経~
 http://www.nagano-sinkyu.com/blog/?id=1568276624-914706


【参考】
【経絡】足の少陽胆経(あしのしょうようたんけい)
Wikipedia> https://ja.m.wikipedia.org/wiki/足の少陽胆経


 

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